WWDC2017でARアプリ開発キット「ARKit」をリリースするなど、ARコンテンツ作りを本格化させているAppleが、家具メーカーのIKEAと共同でARのキラーコンテンツを開発していると報じられています。

Ikea om samarbetet med Apple: "Superintressant för oss"

http://digital.di.se/artikel/ikea-om-samarbetet-med-apple-superintressant-for-oss

スウェーデンのDi Digitalが、IKEAがAppleとARアプリを共同で開発していると報じました。IKEAとAppleが共同で開発するのは、「自分の部屋にIKEAの家具を配置できるアプリ」。「この家具が自分の部屋に似合うのか?」「そもそも部屋に置けるのか?」という家具選びで非常に難しい問題を、iPhoneやiPadをかざしてカメラで撮影するだけで3Dの家具を自分の部屋に配置してくれる、というARの使い方としては王道のコンテンツになる予定です。



なお、IKEAは2013年にARアプリ「IKEA カタログ」をリリースしており、かねてよりARで家具を配置する試みに取り組んできたことが知られています。

カタログの家具を実際に部屋に配置することができるIKEAのARアプリ「IKEA カタログ」を使ってみました - GIGAZINE



アプリのリリース時にARで使える家具は、500から600種類になるとのこと。もちろん「AR空間で家具を配置して、即座にオンラインで購入」というネットショッピング機能への対応は予想できますが、アプリリリース時にネット通販機能が搭載されるかどうかは確定していないそうです。

インターIKEAのトルビョーン・ルーフCEOは、「私たちは未来を垣間見るためのドアを開きたいと考えています」と述べ、AppleとのARアプリの共同開発を認めたとのこと。ルーフ氏によるとAppleとのARアプリの共同開発は多くの人にIKEAとApple製品を利用してもらうための取り組みの一部で、今後もデジタル技術を活用することで販売機会を増やしていく考えです。なお、2017年9月1日にインターIKEAのCEOはジェスパー・ブローディン氏が引き継ぐ予定ですが、ブローディン氏は、Appleと共同開発するARアプリはIKEAの代名詞である「フラットパック」以来、最大のイノベーションになると述べています。



Appleは次期iPhoneのフラッグシップモデル「iPhone 8(仮称)」で、縦に配置するデュアルカメラを採用するとの予想が支配的ですが、この理由は横向きで撮影する時にAR機能を使うためだと見られています。IKEAのARアプリは、iPhone 8も採用するとみられる次期iOS「iOS 11」に合わせて2017年秋にリリースされる見込みです。