主人公の相棒役は若手俳優・柾木玲弥 (C)「ゆずりは」製作委員会

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 モノマネ芸人のコロッケが、新谷亜貴子氏の小説を実写化する「ゆずりは」で、映画初主演を飾ることがわかった。本名・滝川広志名義で出演しており、笑いやモノマネを封印し、感情の起伏を失った男という難役に挑んだ。またコロッケ扮する主人公の相棒を、若手俳優・柾木玲弥が演じている。

 人気ドラマ「HERO」などの演出を務めた加門幾生がメガホンをとった本作は、葬儀社の社員が、亡き人々とその遺族との交流を通じて、生と死に向き合う姿を描く。仕事を通して多くの死と対峙するなかで、心が死んでしまった葬儀社のベテラン社員・水島正二(滝川)は、新入社員・高梨歩(柾木)の教育係を任される。葬儀社のルールを破ってでも、遺族の思いに寄り添おうとする高梨と行動をともにするなかで、水島の“死んだ心”が変化していく。

 一俳優として、作品と向き合ったコロッケは「私が演じた水島という男は、自分自身とは間逆のタイプの性格で、非常に苦労しましたが、演技を通して新たな自分を発見できたと思っています。今回はものまねと違って、まねをする本人がいるわけではないので、自分自身のイメージや監督との会話から人物像を掘り下げて役作りに生かしました」と撮影を振り返る。そのうえで、「ものまね芸人・コロッケとしてではなく、俳優・滝川広志としての新たなスタートをこの映画『ゆずりは』で切ることができたと自負しております」と自信をのぞかせている。

 一方、高梨役の柾木は「まるで葬儀社には向いていないような高梨ですが、失敗しながらも成長していきます。感情に素直すぎるくらい素直な高梨はとてもとても難しかったです。自分が演じてきた役の中でも思い入れの強い役となりました。一言では言い表せないくらいの色々な物語が詰め込まれています」とコメントを寄せている。

 「ゆずりは」は来春に全国される。