By faz besharatian

Appleの製品はアップグレードや修理のしやすさを犠牲にすることで美しいデザインを追求していますが、これは高価な機器を「使い捨て」にしなければならないことを示しています。これによりAppleはより多くの製品を販売することに成功しているのですが、以前から言われていたApple製品を「修理する権利」を求める声が大きくなりつつあり、ついにAppleはこの「修理する権利」を認める方向で対応が進んでいます。

The Right to Repair Movement Is Forcing Apple to Change - Motherboard

https://motherboard.vice.com/en_us/article/the-right-to-repair-movement-is-forcing-apple-to-change



ここ10年のAppleは顧客の「修理する権利」に配慮せず、デザイン性を追求した製品を提供してきましたが、Appleにいくつかの変化が見られるようになっています。2017年6月6日に開催されたWWDC 2017で発表された新しい「iMac Pro」は、モジュラーデザインで設計されており、2014年以来で初となるCPUとRAM(メモリ)のアップグレードオプションが設けられるなど、アップグレード性の高い製品となっています。

また、2016年には多くのユーザーが訴えていたMulti-Touchの不良に対応するべく、iPhone 6 Plus向けにMulti-Touch修理プログラムが提供されました。Touch IDをサードパーティ製に交換するとiPhoneが文鎮化する「エラー53」問題にもアップデートで対応したほか、サードパーティ製品を使って修理を行った製品の保証を維持できるようポリシーを変更しており、製品修理の方針についても柔軟な姿勢を見せているのがわかります。

さらにAppleは一部のApple正規サービスプロバイダにApple Storeにしかない修理用のマシンを導入する「iPhone Repair Pilot Program」をスタートすることが報じられ、Apple Store以外の店舗でも修理期間が短縮され、迅速に端末を受け取れるようになるものと見られています。これはApple Storeだけでは顧客の修理ニーズに対応し切れないことを暗に示していることや、Appleに対して「修理の権利」を求めるロビイストの活動も大きくなりつつあり、アメリカの12州でAppleに「公正な修理」を提供させる法案が準備されていることも影響していると見られます。

Apple Storeと同レベルの修理を提携店舗でも受け付ける「iPhone Repair Pilot Program」がスタート - GIGAZINE