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19回目の優勝、そして3連覇

ポルシェのアール・バンバー(ニュージーランド)、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)、ブレンドン・ハートレイ(ニュージーランド)が駆るカーナンバー2の「919ハイブリッド」は土曜日の18時30分時点でフロントアクスルドライブのトラブルのため、1時間5分に及ぶ修復作業が必要となり、18ラップの遅れをとったうえ、フロントアクスルの駆動力を失った。

しかし、85回目のル・マン24時間耐久レースでは予期せぬ出来事がいくつも起こり、3人は総合順位56位から優勝まで上り詰めることができた。

ル・マン24時間レースにおいて3連覇、計19回目の優勝となり、昨年に続きトロフィーを獲得した。

2015年以降ポルシェ919ハイブリッドをドライブするアール・バンバーは、2度目の優勝となる。

関係者は優勝をどう捉えている?

ポルシェAGのR&D責任者のミカエル・スタイナー

「ル・マン3連覇はポルシェにとって夢であり、夢を実現させた今回の優勝はチームにとって特別なことです。長時間にわたるピットでの修復などがあっても諦めなかったポルシェチームを非常に誇りに思っています」

アール・バンバー(26歳、ニュージーランド)

「1時間にわたってピットでの修復をしたあと、順位が大きく落ちてしまったので、今回の結果には非常に驚いています。ブレンドンもティモもポルシェLM Pプログラム当初から頑張っていますし、ピットのチームメンバーも頑張ってくれました」

2015年以降ポルシェ919ハイブリッドをドライブするアール・バンバーは、2度目の優勝となる。

ティモ・ベルンハルト(36歳、ドイツ)

「今回の優勝がまだ現実とは思えません。1999年にジュニアドライバーとしてポルシェチームに入ったときから、ル・マンに参戦し優勝することを夢見ていました。いつかそのレベルまで成長できればと思っていました」

「18年後のいま、チームメンバーと一緒に達成することができました。最後のラップは感動的なものでした。この勝利を実感するまでに時間がかかりそうです」

ティモ・ベルンハルトにとっても2度目のル・マン優勝となった。彼は2010年にアウディチームで初優勝を記録して以来、いつかポルシェチームで優勝したいと話していたという。

ブレンドン・ハートレイ(27歳、ニュージーランド)

「ル・マンはクレイジーなレースです。ピットクルーは土曜の夜、全力を尽くしてくれ、驚きの速さでレースに復帰させてくれました」

「それ以降、私とティモとアールの3人はエンジニアと共に、常に100%を出し切って、我々の努力が報われることを祈っていました」

ブレンドン・ハートレイはポルシェLMPドライバー6人の中で、優勝経験がなかったため、トロフィーに自身の名前が刻まれることを最も強く望んでいたという。

カーナンバー2の最終フェーズのレース展開は?

10時間以上レースをリードしていたカーナンバー1のポルシェは、午前11時過ぎにコース上でストップしてしまい、望みはカーナンバー2に託された。

ハートレイは連続スティントで徐々に順位をあげた。

312周目で最後の燃料補給をおこない、325周目でベルンハルトへドライバー交代。すべてのLM P1レースカーがリタイアもしくは遅れていたため、LM P2レースカーが首位を走っていた。

12時50分には、919ハイブリッドは首位のレースカーと同ラップ(レースラップ330)に追いついた。

338周目を終えて、ベルンハルトは燃料補給をおこない、347周目でトップに立ったのだった。

360周目で最後の燃料補給を終え、素早くコースに戻り、67周目を終え、ベルンハルトはチェッカーフラッグを受け、チームの夢を叶えることができた。