デオンテイ・ワイルダーとアルツール・スピルカが対戦したWBC世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦で、試合前のリングに登場し、歓声に応える元世界ヘビー級王者のレノックス・ルイス氏(2016年1月16日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ボクシング元ヘビー級王者のレノックス・ルイス(Lennox Lewis)氏が18日、元世界王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)と、総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」のスター選手コナー・マクレガー(Conor McGregor)が対戦する試合の結果が容易に想像がつくため、「真剣に捉えることができない」と語った。

 国際ボクシング殿堂(IBHOF)入りを果たしているルイス氏は、メイウェザーのボクシングキャリアとパンチのスピードに、マクレガーは対応できないとの見解を示している。

 米スポーツ専門サイトのESPNで「私からすればばかげている」とコメントしたルイス氏は、「腕だけしか使うことができないというルールで戦うことができるのはごく一部だ」とし、「すべての格闘技が必ず腕からスタートしているが、二つはまったく異なる競技だ」と語った。

 試合は米ラスベガス(Las Vegas)のTモバイル・アリーナ(T-Mobile Arena)で開催され、プロモーター陣はペイパービューのばく大な売り上げを見込んでいる。ルールはボクシングによる12ラウンドで、10オンスのグローブが使用されるが、ルイス氏は最後のラウンドまでもつれることはないと考えている。

「真剣に捉えることができないね。メイウェザーは彼の階級における最高の選手で、ボクシングでは誰も彼に触ることができない」

「フロイドは彼の足を止めるだろう。ボクシングでマクレガーは彼の足元にも及ばないし、マクレガーには経験が少なすぎるよ」

「結果には興味があるが、それ(ペイパービュー)を買わないよ。私からすれば誰が勝つかすでに分かっているし、試合を見る必要性がないよ」

 8月26日に行われる試合は大きな議論を呼び、ボクシング信奉者から批判的な声が上がっており、1984年のロサンゼルス五輪にカナダ代表として出場した経歴を持つルイス氏もこの流れに参加する形となった。

 現在40歳のメイウェザーは、2015年9月のアンドレ・ベルト(Andre Berto)戦を最後に、49戦無敗の成績を残して現役を引退した。マクレガー戦は、50勝の節目に到達する機会になる。

 元世界王者のオスカー・デラホーヤ(Oscar De La Hoya)氏やプロモーターのキャシー・デュバ(Kathy Duva)氏は、28歳のマクレガーにプロボクシングの経験がなく、ボクシングは10代の時にかじった程度のため、今回の試合はエキシビションの見世物だとして否定的なスタンスを示している。

 しかしこの2人とは異なり、ルイス氏は今回の試合がボクシングのイメージを損なうとは考えていないようだ。

「試合がボクシングを損なうとは考えていない。私はブルース・リー(Bruce Lee)や異種格闘技が大好きだ。彼が相手と戦っていたとき、その違いを見たいと思ったはずだ。だから魅力があるんだ」

 試合が決まってからメイウェザーとマクレガーはまだ顔を合わせていないが、2人が米国の主要都市をめぐるプロモーションツアーの告知が近日中にされるものとみられている。
【翻訳編集】AFPBB News