フランス北部エナンボーモンで、下院選の決選投票の締め切り後、演説する極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首(2017年6月18日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランスの極右政党「国民戦線(FN)」を率いるマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏(48)が、18日に投開票が行われた下院選の決選投票で、初当選を果たした。しかしその一方で、党全体の議席数は伸び悩んだため、ほろ苦い勝利となった。

 かつて炭鉱の町として栄えたフランス北部エナンボーモン(Henin-Beaumont)の選挙区から立候補したルペン氏は、58%の得票率で当選したと発表。しかし、党としては、米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)政権の誕生や、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)につながったポピュリズム(大衆迎合主義)のうねりに乗ることはできなかった。

 ルペン氏は下院577議席のうち「少なくとも」6議席を獲得したと発表するにとどまり、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領(39)の中道政党「共和国前進(REM)」に対峙(たいじ)する主要な野党勢力に躍進するという野望は打ち砕かれた。

 それでもルペン氏は、「権力にあずかる少数者の利益を代弁する政治勢力に唯一対抗できる」のはFNだと強調した。
【翻訳編集】AFPBB News