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梅雨に悩まされる「カビ」――。ジメジメした日が続く中、女性たちはどのようにカビと付き合っているのでしょうか?

ケルヒャージャパンが500人の女性を対象に実施したアンケート調査では、女性たちが気にするカビ発生場所や対策法が明らかになりました。

気になる場所1位は「お風呂場」

調査ではまず「梅雨時期は普段よりカビが気になりますか?」と質問。その結果、83%の人が「気になる」と回答し、やはり多くの人がカビに悩んでいることがうかがえました。

「カビの発生で1番気になる場所」は断トツで「お風呂場」。次いで「押入れ等の収納」「窓やカーテン」など"湿度の高い状態が保たれる"場所が多くあげられました。

実際に行っているカビ対策では「換気」と「薬剤の使用」が圧倒的に多く、大きく分けてこの2つの対策法が一般的になっているようです。

――ただ、お風呂場はいくら換気しても湿度が高い状態が続いてしまうもの。梅雨の時期はなおさらです。そのためお風呂に入った後は、換気に加えて、壁や床にシャワーで冷水をかけたり、タオルで水滴をふき取ったりするといいでしょう。

裸足で歩く春〜夏は要注意

ちなみに同調査の「カビの発生で1番気になる場所」で最も回答率が低かったのが「床」でした。確かに湿度の高い水回りと比べれば、それほど気にならないようにも感じられますが、実はフローリングにもカビ対策が必要なのです。

「実は湿度がそれほど高くない場所にも好乾性カビというものが、フローリングの表面などに存在し、ある程度の温湿度、栄養源が存在すれば増殖します」

と指摘するのは、工学院大学建築学部の柳宇教授。

「床の上の白っぽく見えるほこりや塵のようなものも、実は多くがカビです。裸足で歩く機会が増え、床面にカビの栄養源となる皮脂や油分が付着しやすい春〜夏期には床面のカビ対策も必要といえます」

先の調査で、カビ対策を行うタイミングのトップに選ばれていたのは「小さいカビを見つけた時」でしたが、実はカビが目に見える状態は、かなり増殖が進んだ段階だそう。見える前、臭さを感じる前に対策するのが理想的です。

※調査はケルヒャージャパンが 2017年5月2日から8日にかけて30代〜40代の女性500人を対象に行ったもの。