2017年6月18日、新木場STUDIO COASTにて、BOOM BOOM SATELLITESのラストライブが行われた。

今回のライブは、昨年逝去したボーカル川島道行不在の中、3月にベストアルバム『19972016』のリリースと共に開催が発表されたもので、
ファンと唯一コミュニケーションがとれる“ライブ”でバンド活動を締めくくりたいという2人の想いを形にしたステージとなった。

ファンの前で初披露となったラストシングル『LAY YOUR HANDS ON ME』からスタートしたライブは、紗幕が張られたステージからイントロの雑踏音が流れる中、会場が一瞬静まったと同時に川島の大きなブレスが響き渡り、ボーカルと共に動く波紋が映し出された。

続く『NINE』では、川島のシルエットを思わせる映像が投影され、歓声がわき上がると、4曲目『BACK ON MY FEET』で紗幕が開き、メンバー中野雅之、サポートドラム福田洋子、サポートギター山本幹宗のツアーメンバーに加え、ボーカルの立ち位置には川島のマイクスタンドも並び、まるで4人で演奏しているかのような光景が広がった。その後、ライブでの定番曲『MORNING AFTER』や、代表曲ともいうべき『KICK IT OUT』を披露し、中野が“川島と共に”熱唱した。

そして『BLIND BIRD』が始まると、再び下りた紗幕に歌詞と都会の映像が浮かび上がり、幻想的な世界が映し出された。最後のEPに収録されている『STARS AND CLOUDS』が鳴り響くと、会場は一斉に静まり返り、川島最愛のバラード『STAY』が演奏され、感動的なクライマックスともとれる演出に拍手が巻き起こった。

川島が最後にレコーディングしたコーラスと共にライブで初披露となった『FLARE』『NARCOSIS』が会場を包むと、彼らのこれまでの軌跡を辿る映像が投影され、涙ぐむ観客の姿も。「最後に言いたいことがあります。BOOM BOOM SATELLITESでした!ありがとうございました!」と2013年の武道館ライブで川島が放ったMCが流れ、20年の軌跡に幕を閉じた。

全てを出し切った中野は、「長いこと支えていただいて言葉がありません。本当にBOOM BOOM SATELLITESのことを大事にしてくれてありがとうございました。あなたたちは僕と川島くんが一番大切にしてきた誇りです。これからも僕たちが作ってきた音楽を大事にしてください。」
と涙ながらに語りかけた。

「6月18日、きっと川島くんはステージにいるだろうなという確信がある」という中野の言葉通り、川島と中野2人でつくったライブでバンドの集大成を迎えることができた。

さらにこの日、ブンブンのドキュメンタリー映画が制作されることが発表され、ファンにとっては“最後のプレゼント”ともいえる今作の情報に期待が集まる。