オランダ・ラームスドンクヴェールのPAL-V社本社に展示される、空飛ぶ車「PAL-V」の試作品の前でポーズをとる同社の最高マーケティング責任者のマルクス・ヘス氏(2017年5月30日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米テレビアニメ『宇宙家族ジェットソン(The Jetsons)』から英ミュージカル映画『チキ・チキ・バン・バン(Chitty Chitty Bang Bang)』に至るまで、空飛ぶ車は長年にわたり人々の想像力をかき立ててきた。

 現在、さまざまな国で未来的なプロジェクトが進行中だが、最初に発売され空を飛ぶのは、オランダ製のものになるかもしれない。

 長年にわたり試験飛行を行ってきたオランダの企業「PAL-V」は、ライバル企業に先んじてその地位に到達することを目指している。同社が世界初とうたうジャイロコプター型2人乗り三輪車は、すでに製造準備が整っており、現在は地上と空での使用認可を申請中だ。

 オランダのラームスドンクヴェール(Raamsdonksveer)に本社を置くPAL-V社は、2018年末までに初の空飛ぶ車を顧客に届けることを目標に掲げる。

 所有者は、運転免許と操縦士ライセンスの両方が必要となるが、鍵を手に取ったら離着陸場まで運転して離陸し、着陸後はそのまま目的地まで地上を走行できるため、まさに「ドアツードア」の感覚を体験できる。

 PAL-Vには100馬力のエンジン2基が搭載されており、通常のガソリンが使用できる。最大高度は3500メートルで、航続距離は400〜500キロメートル。地上での最高速度は、時速約170キロメートルとなっている。

 同社は2019年に、50〜100台の製造を見込んでおり、2020年には「数百台」への増産を目指している。

 ただ価格は安くない。初のモデル「PAL-V Liberty」は49万9000ユーロ(約6200万円)で、続いて製造予定のやや価格を抑えた「PAL-V Liberty Sport」でも29万9000ユーロ(約3700万円)となっている。
【翻訳編集】AFPBB News