米広告業界誌は中国人観光客を引き寄せる秘訣は「ちょっとした快適さ」を提供することであると指摘した。写真は米国の中国人観光客。

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2017年6月14日、米広告業界誌アドバタイジング・エイジは、中国人観光客を引き寄せる秘訣は「ちょっとした快適さ」を提供することであるとしている。

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インターコンチネンタルホテルは近ごろ、世界を周遊する中国人観光客をターゲットとしたデジタル広告攻勢を仕掛けているという。広告では、パリではギョーザが提供され、シアトルでは中国語スタッフや中国人客が喜ぶ使い捨てスリッパがあるといったように、世界各地にある系列ホテルそれぞれで提供される「ちょっとした快適さ」がPRされている。

業界関係者は同ホテルの動きについて「目的は非常に明確だ。ちょっとした気配りによって世界最大の観光市場である中国の観光客の心をつかもうとしているのだ」と指摘している。国連の観光統計データによると、昨年海外旅行をした中国人観光客数はのべ1億3500万人で、その海外旅行中の支出額は2610億ドル(約29兆円)に上った。

同ホテルの動きに対し、他の国際ホテルチェーンも中国茶葉や中国語観光地図を準備するなど、さまざまな手法で中国人観光客を呼び込み始めているが、同ホテルの中華圏責任者は「消費者を理解したうえで優れたサービスを提供することが重要だ」と語っている。

多くの中国人宿泊客がお茶やカップ麺用の湯沸かしポットのない部屋のキャンセルを申し出るという。ある業界関係者は「ホテルはみんな中国人観光客を呼び込むため、彼らのことをより知ろうとしている。より細かい部分に気配りができてはじめて、人気を勝ち取ることができる」と話している。(翻訳・編集/川尻)