ライバル山梨学院を延長戦の末に下した帝京三。鮮やかな逆転劇だった。写真:田中研治

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 6月18日、全国高校総体(インターハイ)の地区予選は山梨と群馬で決勝戦が行なわれ、それぞれ帝京三と前橋育英が本大会行きを決めた。
 
 劇的な展開となったのが山梨決勝だ。

 立ち上がりから、試合の主導権を握ったのは山梨学院。前半12分に増村有哉の得点で均衡を破ると、後半には注目のFW加藤拓己が追加点を奪取した。

 しかし、ここから帝京三が猛反撃を開始する。後半23分に菊地開世がスーパーミドルでゴールをこじ開けると、その5分後には平田和也が同点弾。土壇場で試合を振り出しに戻した。延長戦にもつれ込む激闘を制したのは、帝京三。前半4分に途中出場の武井潤が逆転弾を蹴り込み、このリードを守り切った。2年ぶり10度目のインターハイ出場だ。
 
 群馬決勝は序盤から前育ペースで進み、前半10分、先制点を奪取する。MF近藤友基の突破かから、最後はゴール前でフリーのFW榎本樹が蹴り込んだ。だが以後は前橋の粘り強いディフェンスと素早い攻守の切り替えに手を焼き、なかなか追加点は奪えずにいた。

 1-0のままスコアが動かず、迎えた後半22分。前育はボランチの塩澤隼人が豪快なミドルシュートを叩き込み、ついにリードを広げた。選手権準優勝のメンバーが数多く残り、本大会でも優勝候補の一角を担うタイガー軍団。苦しみながらも全国切符を手中に収めた。
 
 女子は各地域で決勝大会が行なわれ、出場全16チームが確定した。藤枝順心や日ノ本学園、常盤木学園など強豪が本大会に駒を進めるなか、明成と柳ヶ浦の2チームがインターハイ初出場を決めている。
 
 今年のインターハイ本大会は宮城県内各地で開催され、7月28日に開幕、8月4日に決勝戦を迎える(女子は7月30日〜8月4日)。出場枠は男子が55チーム(女子が16チーム)で、6月18日現在で、49チームの出場が決定。初出場は名経大高蔵、近江、日本文理、市立尼崎、東海大相模の5チームだ。今月下旬まで、全国各地で出場権を懸けた熱きバトルが繰り広げられる。

 出場決定校および各地区予選決勝の日程は、以下の通り。

平成29年度インターハイ 男子出場校一覧
北海道 北海道大谷室蘭(4年ぶり30回目の出場)
    旭川実(2年ぶり5回目の出場)
青 森 青森山田(18年連続21回目の出場)
岩 手 遠野(4年ぶり20回目の出場)
秋 田 秋田商(3年連続33回目の出場)
宮 城 仙台育英(2年連続18回目の出場)
    東北学院(17年ぶり10回目の出場)
山 形 山形中央(2年連続11回目の出場)
福 島 尚志(8年連続10回目の出場) 
茨 城 決勝/6月21日(水) 鹿島学園vs鹿島 
栃 木 決勝/6月25日(日)  
群 馬 前橋育英(3年ぶり14回目の出場)
埼 玉 準決勝/6月24日(土) 昌平vs浦和学院、西武台vs浦和西
    決勝/6月25日(日)※2枠
千 葉 流経大柏(3年連続14回目の出場)
    市立船橋(5年連続27回目の出場)
東 京 準決勝/6月24日(土) 関東一vs國學院久我山、実践学園vs東海大菅生
    決勝/6月25日(日)※2枠    
神奈川 東海大相模(初出場)
    日大藤沢(2年ぶり8回目の出場)
山 梨 帝京三(2年ぶり10回目の出場)
新 潟 日本文理(初出場)
長 野 市立長野(2年連続2回目の出場
富 山 富山一(4年ぶり26回目の出場)
石 川 星稜(6年連続26回目の出場)
福 井 丸岡(3年ぶり30回目の出場)
静 岡 静岡学園(2年連続6回目の出場)
愛 知 中京大中京(5年連続20回目の出場)
    名経大高蔵(初出場)
岐 阜 帝京大可児(2年連続5回目の出場)