18日放送の「土曜 あるある晩餐会」(テレビ朝日系)で、大人気テレビアニメ「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空役を演じた声優野沢雅子が、自身の声で起こした「奇跡」を明かした。

番組には有名声優たちがゲストで登場し、業界の裏話を明かしていた。番組終盤、野沢はあるファンとの間に起こったエピソードを披露する。

野沢が悟空役を演じていた頃、ある父親から2月に手紙が届く。その息子は中学生でがんと闘病中だが、当月いっぱいしかもたないというのだ。その子が「ドラゴンボール」の大ファンであり、いつもベッドでアニメを視聴していることから、父親は「サインをもらえませんか」と、野沢に懇願してきたのだ。

当時、その子は劇場版アニメが公開される夏まで、到底持ちこたえられないとみられていた。そこで、野沢はサインではなく、「オッス! オラ悟空!」という決め台詞とともにその子の名前を呼び、「絶対に来いよ! オラ、劇場で待ってっからな!!」と激励したメッセージを録音し、先方に送ったそうだ。

すると、その子は奇跡的に命をながらえ、医師や看護師の付き添いの下、アニメ公開後の映画館に姿をみせたというのだ。野沢は当時を振り返り、感慨深げに「だからアニメの力ってすごいなって」とコメントしていた。

【関連記事】
ドラゴンボールの玩具イラストが同人作家の絵を無断使用か
アニメ「ドラゴンボールZ」主題歌に隠された仕掛けが話題に
鳥山明氏を発掘した伝説の編集者・鳥嶋和彦氏が「ドラゴンボール」「ドラゴンクエスト」誕生秘話を明かす