てんこ盛りのてんこって?

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てんこ盛りという言葉は今でも使われているものでしょう。お茶碗に、いっぱいにご飯が盛られているものです。古くは「日本昔ばなし」などに出てくる大盛りご飯のイメージとして知られています。てんこ盛りの「てんこ」とは果たして何なのでしょうか。

語源は「天骨」

てんこ盛りの語源は漢字の「天骨」という言葉が略されたものだといわれています。天骨とは、山の上や、空の上の方を指し示す方言として北陸地方から、関西、中国・四国地方などに見られるものです。いわば西日本の言葉であるといえるでしょう。確かにてんこ盛りの姿は、小高い山を彷彿とさせますし、イメージに合っているかもしれません。

思いがけないの意味もある

さらに、天骨には別の意味として「思いがけない」や「とんでもない」といった驚きの意味も含まれています。これもてんこ盛りのイメージに合います。

小さいてんこ盛り?

香港やマカオなどには飲茶と呼ばれる食堂があります。お茶を飲みながら、朝の時間をゆったりと過ごすものです。小さいおかずの器とともに、ごはんも供されますが、こちらのご飯も小さい器にてんこ盛りで出てきます。てんこ盛りは日本だけでなく、中国でもあるものなのです。