「人生は旅である」なんて言葉もあるけど、実際に違う場所に赴くことで初めて見えてくることは多いもの。でも、仕事が、お金が…という、誰もが突き当たる問題を知恵と根性でクリアし、長期旅行の夢を果たした女性たちのリアル・ストーリーを、コスモポリタン フィリピン版からお届け!

第一弾となるトリーシャ・ヴェラルミーノさん(28)は、旅をするために仕事を辞めたのではなく、旅を仕事にした女性。マニラの北西にある沿岸都市、スービックの出身で、フルタイム・トラベルブロガーの彼女がインタビュー時に拠点にしていたのは、イスラエルのテルアビブ。

I'm on @tedx_official today!!! For loving me, supporting me, creating with me, dreaming with me -- THANK YOU. I love you. All of you. ------------------------------------------ "I am going to tell you a secret: Humans are programmed to believe the older you are, the wiser you are. Do you believe that? It’s partly true but what I want to tell you is that you don’t always have to have a clear picture of what you are doing! People who are 3, 4, 5, 10 years older than you don’t have shit figured out. Even the cum laude of this school or the smartest person in this room dont have shit figured out. All the people you admire who appears to have their shit together, believe me, they don’t have shit figured out." #TEDxCSB #TEDx #tedtalk #tedtalks #Akko #Israel #TrishaVxIsrael #VibeIsrael // 📸 by @matanyatausig

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――あなたの旅行好きはどうやって始まったのですか?

私はサッカーファンなんです。サッカーのない国に生まれたので、ずっとサッカー観戦が夢でした。当時ファンだったイギリスのリバプールFCがアジアツアーをすることになった時、私はすかさずマレーシアまで追っかけに行きました。飛行機代はかなり高かったんですけどね。

同じ年にイタリアのミラノにあるファッションスクールに入学を許可されて、そこで旅行好きが(趣味の域を超えて)ライフスタイルになりました。滞在中、たくさんのバックパッカーに会ったんですけど、彼らは人生が旅のようでした。でも、きちんとした財源があるようには見えなかったので、どうやって旅行費をまかなっているのか聞いてみたんです。私はそこで聞いたことをすべて集めて、自分にこう言いました。「これなら私にもできるわ」って。

ファッションスクールを終了すると、家に戻り、アフリカ行きの荷物をまとめて、その後は南米に移り、それからずっと前進し続けています。2010年から旅行していて、少なくとも3年に一度は故郷に帰っていますが、航空券を調達するのがいつも大きな負担なので、私は1つの地域に焦点を絞って長期滞在し、ほとんど家には帰りません。現在は中東にいるのですが、ここは女性が1人で旅行するには危険な場所だという常識を覆したいんです。

――お金の稼ぎ方と旅の節約術は?

長期間旅行していると、きっとお金があり余っているんだろうと思われそうですが、とんでもありません。私はどこでも眠り、何でも食べ、持っている範囲で暮らすことを覚えたんです。

一時期は、アメリカを拠点とする企業のソーシャルメディアマネージャーと秘書という、オンラインの仕事をして食いつないでいたこともあります。場所を選ばないから、便利なんですよ。他には、英語の教師をしたこともあるし、旅行の指導や翻訳をしたこともあります。

ブログを始めて、ようやくそれでお金を稼げるようになりました。広告やアフィリエイトマーケティングで収入を得る他に、無料でホステルに泊まったり、レストランで食べたり、ツアーに参加したりもできるようになったんです。すべて、レビューを書くという条件つきで。

食費と宿泊費を節約するためには、現地の人の家に泊めてもらう<Couchsurfing>も利用し、後に親友となる人たちとたくさん出会いました。ホステルやバーではボランティアとして働きましたが、これは現地の言葉を覚えるのに役立ちました。地元の人々と暮らしたり、留守宅の番をしたり、オペア(家事手伝いをして住まわせてもらうこと)をしたこともあります!

For years, I traveled Latin America by myself and was surprised to hear tragic and sad stories - things that thankfully never happened to me. This is a proof that each one of us are unique individuals who lead different lives; proof that places we are traveling to doesn't guarantee our safety and positive travel experiences. Marina and Maria Jose were 2 Argentine girls who bid their family goodbye to see the world in 2016. They never returned home. They were murdered in a coastal town in Ecuador and the media outburst? "Women shouldn't travel without male companions." Do you believe this? Because I (and a thousand more female travelers) don't. From Marina and Maria Jose's tragic story, we knew that we had to remind the world that women can travel alone. Alone Together will be a book of travel writing by women and for women. We want to inspire women to travel to Latin America and beyond. We want to help others see how they can travel safely and confidently. And we want to remind those who haven’t wandered in a while exactly why they love traveling so much. Share your stories - your unexpected triumphs, your moments of laughter or tears, the risks you took, the people you met, and the invisible barriers you broke along the way. #TrishaVxColombia #LatinAmerica #women #GirlRising #TrishaVxLatinAmerica

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――これから旅に出る女性たちへのアドバイスは?

旅行に大切なのは、お金よりも意志と情熱です。私が知っている多くの人々はお金を持っているけど、なかなかひとり旅に出ようとはしません。それって、結構勇気のいることですから! 犯罪やテロが横行する現代では、私たちは、あそこも行っちゃいけない、ここも行っちゃいけない、どこも行っちゃいけないと言われ続けています。どうしたらいいというんでしょう? ソファに座って、自分は参加することなく、ただ世界が動いていくのを見ていろというのでしょうか? 安全はもちろん重要です。でも、ニュースで聞くことや、その国に行ったこともない人々の言うことをすべて鵜呑みにしていたら、いつまでも自分の見方は得られません。

私たちは皆、それぞれの人生を持つ、別々の個人です。誰も同じ人生を歩んではいないんです。世界がどうなっているのかを知る一番の方法は、自分で出かけてみることです。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN PH