英ロンドン西部で、高層住宅「グレンフェル・タワー」火災の犠牲者を悼んで花を手向ける女性(2017年6月17日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロンドン警視庁(Metropolitan Police、Scotland Yard)は17日、同市西部の24階建て高層住宅「グレンフェル・タワー(Grenfell Tower)」で14日未明に発生した火災により58人が死亡したとみられると発表した。

 記者会見したロンドン警視庁のスチュアート・カンディ(Stuart Cundy)氏は「われわれは、火災が発生した夜にグレンフェル・タワーにいた人数を割り出すため懸命の捜査を行っている。現時点ではその人たちの安否について話すことはできない」と述べ、「あの夜に建物内にいたとの情報があり安否が分かっていない58人については、悲しいことだが死亡したと推定せざるを得ない」と付け加えた。

 同氏は死亡が推定される58人のうち確認された死亡者は30人にとどまっており、これまでに16人の遺体が遺体安置所に運ばれたと述べた。警察では120戸のアパートがあったグレンフェル・タワー内に生存者がいるとはみていないという。

 58人という死亡推定人数についてカンディ氏は「これ以上増えないことを願っているが、その可能性はある」と述べた一方、何らかの事情で警察に連絡していない生存者もいるかもしれないと指摘した。

 ロンドン警視庁は今回の火災を事件として捜査しており、証拠が見つかれば立件する方針。カンディ氏は「どのように火災が起こったのか、どのように火の手が回ったのかを明らかにする。また、建物自体と改装工事についても捜査する」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News