15日、韓国ではこれまでドイツ車に押され気味だった日本車ブランドが最近人気を博しているという。韓国メディアはこうした現状を「日本車の逆襲」「日本車ブランドの復活」などと報じた。写真は韓国車。

写真拡大

2017年6月15日、韓国ではこれまでドイツ車に押され気味だった日本車ブランドが最近人気を博しているという。韓国・テレビ朝鮮はこうした現状を「日本車の逆襲」と表現、イーデイリーは「日本車ブランドの復活」として報じた。

自動車業界によると、ホンダの韓国法人「ホンダ・コリア」は先月、8年4カ月ぶりに韓国での月間販売台数が1000台を突破、輸入車販売ランキングで3位に入った。今年発売したアコードハイブリッド、ニューCRVターボ、ニューシビックなどが販売好調で、今年の販売目標を過去最大の1万2000台に設定したという。

またレクサスも先月の販売台数が前年同月比43%増の864台と好調。特にレクサスES300hは全輸入車モデルの中で先月最も多く売れ、ハイブリッドモデルとして初めて月間販売ランキング1位となった。

この他、トヨタの販売台数(852台)は前年同月比で21%増加、日産(579台)は同50%近く増加し、日産の高級車モデル「インフィニティ」(263台)は前年と同水準を維持している。

日本車全体でみると、今年1〜5月の韓国での累計販売台数は1万6245台で、昨年同期から29.4%増加、輸入車全体の増加率(1.2%)を大きく上回っている。2008年の輸入車市場で35%まで上がった日本車のシェアは、欧州車ブランドの攻勢に押され、14年には10.8%まで低下したが、昨年末からの回復で先月には17.2%まで上昇した。

記事は「日本車は、優れたコストパフォーマンスを前面に打ち出し販売を増やす見込み」と分析。トヨタカムリ、ホンダアコード、日産アルティマなどは価格が3000万ウォン(約300万円)台と、国産中型車と同価格帯であるにもかかわらず、便利な仕様や走行性能で優れていると評価している。

輸入車業界の関係者は「環境に優しい車に対する需要が増えている上、アウディ、フォルクスワーゲンが国内販売を中止し、日本車が恩恵を受けている」と説明、「ただし、ハイブリッドカー市場の規模が大きくないため、日本車が過去のような全盛期を迎えるには、差別化されたマーケティングを強化しなければならない」と述べた。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「日本車の品質は、(韓国の自動車最大手)現代(ヒュンダイ)とは比較にならない」「実際、ガソリン車は日本製がトップ」「日本の悪口を言いながら日本車に乗る人が多い」「人には国籍があるが、自動車に国籍はない」「日本車はアフターサービスもしっかりしている」など、日本車に関連した好意的な意見が多く寄せられた。

また、「フォルクスワーゲン販売店には本当に客がいなくなった」「ヨーロッパの車は値段が高過ぎる。これも日本車に押された理由の一つ」「日本車がよく売れるというより、ディーゼル車が売れなくなったということでは?」など、力を失った欧州車に関連したコメントもみられた。(翻訳・編集/三田)