16日、澎湃新聞網は、悪質な行為に及んだ観光客について作成した「ブラックリスト」入りした人物が「生活には何の影響もない」と主張し、リストが形骸化していると伝えた。写真は中国のホテル。「スリッパでホテル内の公共施設を歩かないでください」と書かれている。

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2017年6月16日、澎湃新聞網は、中国観光局が文化財や観光施設を破壊するなど悪質な行為に及んだ観光客を対象にして作成した「ブラックリスト」入りした人物が「生活には何の影響もない」と主張しているのを取り上げ、リストが形骸化していると伝えた。参考消息網が報じた。

中国では15年4月、観光地での文化財などを破壊するなど「非文明的な行為」を取り締まる管理法が施行された。国内各地の観光地で「鍾乳洞で三脚を立てて石を傷つけた」、「巨岩を勝手によじ登った」など、違法行為に関与したとして、これまでに29人が観光局のブラックリスト入りしている。

しかし、ブラックリストには罰則がない。たとえば航空券や列車の切符購入を制限したり、海外や観光地の訪問を規制することなどはできない。リスト入りしても再び問題を起こした場所を訪れることが可能だ。リスト入りしたうちの1人は「生活には何の影響もない。今も何度も海外を旅行して楽しんでいる」と気にかける様子はない。

一方、フランス航空業界のブラックリストに入れられた場合は、航空券の購入や搭乗が制限されるなどの罰則がある。しかし、中国の航空会社にはやはり罰則がない。中国人の海外旅行者数は昨年、延べ1億2200万人に達した。海外での「非文明的な行為」を抑制するため、何らかの対策が必要ではないだろうか。(翻訳・編集/大宮)