YouTubeの世界的普及を支え、人気写真共有アプリ企業を創業していた人物を、Appleが今年4月に引き抜いていたことが分かった、と米メディアBloombergが報じています。Appleでは技術責任者として、動画共有アプリ「Clips」に関連していると考えられます。

YouTubeの黎明期を支えたエンジニア、

Appleが雇い入れたビジェイ・カルナマフィ氏は、2005年にサービスが開始されたばかりだった2006年9月から、2010年までの4年間にわたりYouTubeの技術責任者として勤務した経験を持ちます。
 

 
YouTubeのユーザーが世界中に拡大していった時期を技術面で支えたカルナマフィ氏は、2007年に初代iPhoneが登場した後、スマートフォンでの動画視聴が一般的になっていく過程を知り尽くす一人です。
 
同氏のLinkedInプロフィールには、今年4月から技術責任者としてAppleに勤務していると記されています。

食べ物写真に特化した人気アプリ企業を創業

カルナマフィ氏は、2014年に食べ物に特化した人気写真共有アプリの「Nom」を創業しています。
 

 
Nomの特徴は2つありました。1つは、ユーザーが食べた料理の写真をシェアするSNSとしての機能、もう1つは有名なグルメコメンテーターたちが料理について話す様子をライブ視聴できる機能です。
 
2016年12月には、App Storeのおすすめ新作アプリにも選出されたNomですが、カルナマフィ氏がAppleに入社した今年4月、App Storeから突如姿を消し、公式Webサイトも閉鎖されています。事情に詳しい関係者によると、AppleがNomを買収した事実はない、とのことです。
 
先日、簡単に動画を編集・シェアできるアプリ「Clips」を公開したAppleは、SNSとストリーミング配信の技術を取り込みたいのではないか、とBloombergは予測しています。

 
 
Source:Bloomberg
Photo:LinkedIn, Food & Wine
(hato)