米ミネソタ州で黒人のフィランド・キャスティルさんを射殺し、過失致死罪などに問われた警察官のジェロニモ・ヤネズ被告(2016年11月18日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】米ミネソタ(Minnesota)州で停止させた車を運転していた黒人男性を射殺し、過失致死罪などに問われた警察官に16日、無罪判決が言い渡された。

 過失致死罪など計3つの重罪に問われたジェロニモ・ヤネズ(Jeronimo Yanez)被告(29)は、すべて罪について無罪を言い渡された。射殺された男性、フィランド・キャスティル(Philando Castile)さん(当時32)の遺族は、判決が出ると州都セントポール(Saint Paul)の裁判所前で怒りの声を上げた。同市では夜、抗議行動が計画された。

 事件が起きた昨年7月、ヤネズ被告はキャスティルさんが強盗事件の容疑者に似ていると考えて車を停止させた。そして、職務質問されたキャスティルさんが合法的に銃を所持していることを自分から告げると、ヤネズ被告は車内でシートベルトをした状態のままのキャスティルさんへ向けて7発、発砲した。

 車内にはキャスティルさんの交際相手の女性と、女性の4歳になる子どもがいた。この女性が、撃たれた直後のキャスティルさんの様子を撮影し、その動画を「フェイスブックライブ(Facebook Live)」で配信したことによって、全米に衝撃が走った。動画には運転席で血まみれになって死ぬ間際のキャスティルさんが捉えられていた。

 動画をきっかけに全米各地で抗議行動が巻き起こり、警察とアフリカ系米国人の間の緊張はさらに高まった。
【翻訳編集】AFPBB News