お金に関する米ミレニアル世代の4つの「最悪の勘違い」

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2000年以降に成人、または社会人になった米国のミレニアル世代は、スマートな「今」の世代の人たちだ。最新のデータから流行の食べ物まで、あらゆるものの消費に関して人とつながり、豊富な情報を持っている。

だが、その彼らは残念なことに、お金の扱い方に関しては重大な勘違いをしている。その中でも特に深刻なのは、以下に挙げる4つの間違いだ。ただし、彼らはこうした誤りを知れば、そこから学び、お金についても「スマートな」選択をすることができる。

1. 金儲けを人生の目標にする

「人生の目標はお金を稼ぐこと」という多くの若者たちがいる。だが、それは目標とはいえない。仮にそうだとしても、それがあなたの人生に何をもたらすというのだろうか?

決して充足感を与えてくれない何かを追いかけていただけだと気付いたときには、「あれは何だったのだろう?」と悔やむ高齢者になっているかもしれない。

私たちの誰もが、裕福な人たちが全て貧しい人たちより豊かなわけではないことを知っている(もちろん、極度の貧困に苦しむ人たちについて話しているわけではない)。

自分が情熱を傾けられることを中心に考え、仕事を選ぶべきだ。毎朝起きて仕事に向かい、働く喜びを経験できるのは、その情熱があってこそのことだ。毎日が素晴らしい日ということにはならない。それでも、価値観を共有する人たちとともに、自分が信じることを実行している企業のために働いていれば、お金はそれに伴うものということになる。

2. 手元のお金を活用しない

ミレニアル世代は老後、社会保障に頼ることができないだろう。つまり、企業年金制度が主に老後の生活を支えるものになるということだ。だが、この世代の多くがこの制度を利用していない。

ブルームバーグの報道によると、資産運用会社T.ロウ・プライスの調査の結果、「…若い労働者のうち、確定拠出型年金に加入しているのはわずか30%だということが分かった」という。

3. 貯蓄も投資もしない

ミレニアル世代には、大学の学生ローンの返済に苦しむ人たちが多い。不完全雇用の状態にとどまり、生活費が足りないために実家暮らしの人たちもいる。こうした人たちが将来の計画を立てていないことは、悲しい現実だ。

米経済専門局CNBCは昨年、金融関連の情報を提供する「ゴー・バンキングレーツ(GOBankingRates)」の調査結果を伝えた。それによれば、「…ミレニアル世代の72%は普通預金口座に1000ドル(約11万円)も持っていない。さらに、31%は預金がゼロだ。1万ドル以上の預金があるという人はごくわずか(8%)だった」という。金融の天才ではなくても、この世代が収入以上の生活をしていることはすぐに分かる。

一方、JPモルガンがウェブサイト上で提供する大学の学費を見積もるための「カレッジ・カルキュレーター」によれば、例えば今生まれたばかりの子を4年制の私立大学に通わせるのに必要な学費は、約45万5585ドル(約5010万円)、公立大学なら20万2768ドル(約2230万円)に上ると見られる。

4.  手っ取り早く稼ごうとする

ソーシャルメディアに夢中なミレニアル世代の間では、注目株に関する情報を提供してくれる「専門家」のサイトも人気が高い。だが、実際のところデイトレーダーの大半は損失を出している。

デイトレードは、一見クールで簡単な稼ぎ方だ。しかし、金融情報を提供するインベストピア(Investopedia)にれば、成功するデイトレーダーの割合はわずか10%程度に過ぎない。

たとえわずかな金額しか使えなくても、ミレニアル世代は長期的な投資に目を向ける必要がある。投資を始めるのに十分な資金がないという言い訳は、もはやあり得ない。