渾身の意欲作がついに公開!

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 水谷豊が映画監督に初挑戦し、主演も兼ねた「TAP THE LAST SHOW」が6月17日、全国88スクリーンで封切り。水谷をはじめ共演の北乃きい、清水夏生、岸部一徳、前田美波里、六平直政、監修・振り付けのHIDEBOHらが、東京・TOHOシネマズ日比谷シャンテでの舞台挨拶に立った。

 水谷が約40年間にわたり、構想を温め続けてきた悲願の企画。公開初日を迎え、水谷は「ついにこの日がやってきた、という思いです」と感激の面持ちだ。ステッキをついて登場したが「普通に歩けるのですが」と笑い、「今日1日ばかりは、映画のキャラのまま、過ごしていきたい」と真摯に話した。

 壇上では水谷に、「夢かなう」「奇跡」の花言葉を持つ青いバラが贈られた。北乃と前田から構想年数にちなんだ40本の花束を受け取り、「ずいぶん長いこと、夢を見ていました。もし次に夢を見ることができたら、もう少し短い夢を見たい」と次回作に期待を込めた。その一方で「(具体的には)今日、ここが初日ですから、これが落ち着きましたらまた思いを馳せたい。でも、すぐに『相棒』が始まるんですよね」とぼやき、場内を沸かせていた。

 さらに盟友の岸部は、監督・水谷に対して「新人監督という感じはせず、ベテラン。水谷さんは長い間のなかで、優秀な監督たちと出会い、その経験が知らない間に自分のなかに入っている」と脱帽の様子。続けて「でもその経験をなぞることはせず、誰もやっていない、自分も思いつかなかったことを、この映画でやってやろうという気迫を、側にいて感じました。監督のほうが、良いかな。ぜひ1本で終わらず続けてもらいたい」と語ると、水谷は「そんなに、俳優としてはダメですか?」とおどけてみせ、岸部は「そんなわけないでしょ」「監督“も”良い」とフォローしていた。

 映画は、足に大けがを負って引退した元天才ダンサー(水谷)が、旧知の劇場オーナー(岸部)から閉館を飾る“最後のショー”の演出を依頼され、ある若者の踏むタップによって、かつての情熱を取り戻していくヒューマンドラマ。この日はほかに、西川大貴、HAMACHI、太田彩乃、佐藤瑞希、さな、NON、nana、KENICHIが登壇した。