米紙ワシントン・ポスト本社の落成式に出席した同社オーナーで、インターネット通販最大手・米アマゾン・ドットコム創業者のジェフ・ベゾス氏(2016年1月28日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インターネット通販最大手、米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)創業者のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)最高経営責任者(CEO)が15日、慈善活動を通じて世界を救うアイデアをツイッター(Twitter)で募集したところ、翌朝までに真面目なものからユーモラスなもの、とっぴなものまで、約1万8000件の提案が寄せられた。

 米経済誌フォーブス(Forbes)の世界長者番付では保有資産推計720億ドル(約8兆円)で3位につけているベゾス氏は、「長期的な」「慈善活動戦略」を思案中で「アイデアを募集する」として、自分の資産の一部を「今ここで、急を要し、なおかつ持続的な効果がもたらされる問題を抱えている人々を助けるために」使いたいとツイートした。

 ベゾス氏がアイデアを募集した翌日の16日、アマゾンは米自然食品スーパーチェーン、ホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)の買収を発表。小売業からクラウドコンピューティングサービス、ビデオストリーミング配信などを手掛けている企業帝国の拡大に努めている。

ツイッターユーザーの反応は──。

「米国の子どもの飢餓は解決できる。問題は『今すぐ』なくせる。私たちにはその戦略と実績があります」「林地を購入して今起きている森林破壊を止めてください。森林こそが、最も優れた二酸化炭素(CO2)回収技術だ」「東アフリカは第2次世界大戦(World War II)以後、最大の人道危機に直面している」「干ばつにより2000万人以上が餓死しようとしている。食糧支援が必須だ」「(米国の)オピオイド鎮痛剤の過剰摂取問題をもっと効果的な標的治療によって緩和できれば、数万人の命が救われる」

 リプライ(返信)の大半は医療や環境、格差に関するものなど真剣な問題を訴えていたが、その一方で、自分を助けてほしいとベゾス氏に頼む内容や、悪意のある「荒らし」も多かった。

 あるユーザーは「あなたの下で働いている人々に生活できるだけの賃金を払ってあげれば、彼らが施しや慈善行為を受ける必要はなくなる」とツイート。また別のユーザーは「雇用主から勤務時間をずっと減らされている。返済が残っている奨学金5000ドル(約55万円)を払ってもらえたら本当に感謝します」と投稿している。

 中には、「私のニューアルバムを制作してもらえませんか。金額はそれほどかかりませんが、私にとってはこの上ない喜びと幸福です」という個人的な売り込みもあった。
【翻訳編集】AFPBB News