雨の日にオススメのおこもり作品「雨」が好きになる?印象的な映画3選

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先週梅雨入りが発表され、いよいよ雨のシーズン。雨で外出する気になれない人はおうちでDVDをゆっくりみてはいかがだろうか。今回は梅雨にちなんで、魅力的な”雨”の使い方をしている3作品ご紹介。

これぞ定番、ミュージカル映画『雨に唄えば』
『ラ・ラ・ランド』(17)のオマージュシーンにより再び大きな注目を浴びた本作『雨に唄えば』(52)。ミュージカル映画の傑作であり、長い年愛され続ける作品である。本作はサイレント映画から、技術が発達し、トーキー映画(音声がついた映画)が流行する時代を舞台にしており、当時の映画界をコミカルに描いている作品である。ジーン・ケリー演じる主人公が雨の中唄いながらタップダンスをするシーンは映画界に残る名シーンとされている。大雨の中、素晴らしい歌声とともに、街を子供のようにはしゃぎながら駆け回る姿にだれしもが引き込まれ、幸せな気持ちになるシーンである。『ラ・ラ・ランド』とも比較しながらぜひ見ていただきたい一作である。

クライマックスは暴風雨?『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』
『ラブ・アクチュアリー』(03)などを手掛けたラブストーリー界の巨匠リチャード・カーティス監督によるSFラブストーリー『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(13)。主人公のティムは自身にタイムトラベルの能力があることを父親から告げられる。金や名声のために使うなと言われたティムは自分の恋愛のために力を使うことに。そして彼はシャーロットという少女に恋に落ち告白するが、振られてしまう。「もっと早く告白してくれれば付き合ったかもしれない」という言葉に、ティムはタイムトラベルをすることを決意する。この作品のクライマックスの披露宴シーンはなんと暴風雨。しかし、この雨が作品のテーマのキーとなるのである。どんな時でも晴れている人生なんてない、人生には雨もつきものである。愛しい人と過ごす時間がどんな環境をも乗り越えられるという作品のテーマが雨の披露宴シーンを作り上げている。

SF映画の傑作『ブレードランナー』の世界で降り続く雨
今のSF映画の基礎を作り出したといわれる名作『ブレードランナー』(82)。この作品ではなんと全編雨が降り続けている。特にファンの間で”Tears in Rain”と呼ばれるクライマックスシーンは、雨が台詞をより印象的なものにしており、この映画での雨の重要性を感じることができる。公開が予定されている続編『ブレードランナー 2049』(2017年10月27日日本公開予定)の予告にもネオンが印象的な近未来の町に雨が降り続けているシーンが見られる。主演にライアン・ゴズリングを新たに迎え、前作の主演ハリソン・フォードとW主演となっているが、今回も雨が繰り出す名シーンが生まれるのか、期待されている。

様々な要素で映画に登場する雨。日本映画のなかでも雨というのは憂鬱で、どこか悲しいシーンに使われることが多いが、実は洋画の雨は様々な意味で使われシーンを盛り上げている。次に明るいことが起きる恵みの雨という意味で使われたり、不気味さを醸し出すシーンに使われたり、困難に立ち向かうシーンに使われたり、様々な演出目的で雨が使用されている。この3作を見て、憂鬱な雨を映画のように人生の物語の一部として楽しんでみてほしい。