16日、中国メディアのCBO新聞が、2016年の日本の化粧品輸出額が初めて輸入額を超え、その主な要因が訪日中国人によるリピート購入だと伝えた。資料写真。

写真拡大

2017年6月16日、中国メディアのCBO新聞が、日本メディアの報道を引用し、2016年の日本の化粧品輸出額が初めて輸入額を超えたことを伝え、急増する外国人旅行客が帰国後も購入を続けていることが大きく貢献したと伝えた。

日本化粧品工業連合会のデータによると、16年の日本の化粧品輸出額が前年比28.8%増の2676億円となった。1985年以降、欧米からを主とする化粧品輸入額が輸出額を上回っていたが、16年の輸入額は3.7%減の2292億円となり、初めて輸出が輸入を上回った。

また、データによれば、アジア向けの輸出が全体の88%を占めており、そのうち香港が最も多く32%、次いで中国の20%、台湾の13%と続いた。香港向けの輸出は、関税面の優遇措置があるため、中国本土向け輸出の多くは香港を経由しているとみられるという。

記事によると、輸出が増加した主な理由は訪日観光客の急増にあるという。官公庁の統計によれば、訪日中国人の7割が化粧品を購入し、そのうち約5割は帰国後も現地でリピート購入を続けるという。

こうしたニーズに応えて資生堂は、日本国内の工場の生産能力を高め、「エリクシール」ブランドの生産をベトナムから大阪へ移し「メード・イン・ジャパン」と表示できるようにする。また、「ワソウ」ブランドを7月に中国市場へ投入する予定だ。

コーセーも、群馬県で新生産棟を稼働させて生産能力を3割アップさせ、中国人に人気の「雪肌精」を増産するほか、カネボウも、2020年に新たなスキンケア商品を中国でリリースする予定だ。

日本からの輸入商品を扱う代理店によると、日本の化粧品メーカーの多くが中国にも生産拠点があるものの、中国人消費者は「メード・イン・ジャパン」を求める傾向が強く、EC(電子商取引)や購入代行などを通してリピート購入しているという。また、日本メーカーも中国市場の潜在力を認識するようになり、力を入れるようになっているという。(翻訳・編集/山中)