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説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『QRコードでどのような情報をやり取りできるの?』という質問に答えます。

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2017年6月現在、iPhone(iOS 10)にQRコードを読み取る機能は装備されていません。QRコードの読み取りは、カメラから入力した画像を解析することで行われますが、それほど高い分析精度・処理性能を求められないこともあり、従来はサードパーティー製アプリに担われてきました。

iPhoneを含むスマートフォン向けにQRコードの読み取りを求める場面では、WEBサイトのアドレス(URL)を対象とすることが一般的です。URLには冗長な文字列を含む場合があるため、入力の手間を軽減するほかタイプミスを防ぐことも目的と考えられます。新商品のキャンペーンを実施するときWEBサイトへの誘導を図る目的でポスターに配置する、という使われかたが典型例です。

扱える情報はURLだけではありません。2000年にISO/IEC規格として標準化されたQRコードは、「モデル1」と「モデル2」、「マイクロQR」という3種類が定義され、データ容量が最大のモデル2では177×177のセル(QRコードの最小単位で白黒の正方形)を利用し、英数字は最大4,296字、漢字は最大1,817字という情報量を収めることができます。3つの角には位置検出用のパターンが配置されるほか、誤り訂正機構が用意されているため、データを正確に復元できます。

QRコードでどのような情報を扱えるかは、特に決められていません。デコードソフト(QRコード読み取りアプリ)次第ですが、テキストデータ以外に画像や音声などバイナリデータを収めることも可能です。とはいえデータ量が限られ、かなり小さな画像・ごく短い音声しか収録できないため、URLやメールアドレス、住所氏名といったデータが中心となることでしょう。

WWDC 2017の基調講演では、iOSの次期バージョン「iOS 11」がQRコードの読み取りに対応するという発表がありました。連絡先の交換が主な用途になるでしょうが、QRコードの汎用性を考えると意外な使われかたが編み出されるかもしれません。