ソニーの音楽部門社長、イギリス音楽業界の殿堂入り

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アデルやビヨンセ、デヴィッド・ボウイの作品を世に送り出したソニー・ミュージックエンタテインメントCEOロブ・ストリンガーが、英国の音楽業界の殿堂とも言える権威ある賞「MITSアワード(The Music Industry Trusts Award )」を受賞することが分かった。
 
イギリス出身で54歳のストリンガーは、30年間にわたり音楽業界に貢献してきたことが評価された。過去のMITS受賞者にはエルトン・ジョン、作詞家のバーニー・トーピン、音楽プロデューサーのジョージ・マーティン、アトランティック・レコーズ創設者のアーメット・アーティガン、ユニバーサル・ミュージックCEOのルシアン・グレンジ、そして2016年度の受賞者であるザ・フーのロジャー・ダルトリーなどがいる。
 
MITSアワード委員会のDavid Munns会長は、ストリンガーは同僚だけでなく業界のライバルからも尊敬されていると評価した。
 
ストリンガーは受賞について光栄に思っているとコメント。今年11月に開催されるMITSアワードは26回目を迎え、投資会社 Ingenious Mediaや音楽ライセンス会社PPL、コンサートプロモーターのSJM、スポティファイがスポンサーに名を連ねている。
 
ストリンガーは1985年にCBSレコードで研修生として働き始めた。1992年にはエピックレコードの代表取締役社長に就任、2001年にはソニーミュージックUKの会長に就任した。この間にザ・クラッシュやシャーデー、ジョージ・マイケルなどのイギリス人アーティストと共に作品を送り出してきた。

ソニーの前CEOの弟

2008年にはアメリカのコロムビアレコードの会長に就任し、AC/DCやボブ・ディラン、セリーヌ・ディオン、ファレル・ウィリアムス、ブルース・スプリングスティーンなどが所属する同社をけん引した。

アデルの「25」やビヨンセの「レモネード」が大成功を収めたのもストリンガーの任期中で、デヴィッド・ボウイの遺作となった「ブラックスター」も発表した。2013年には慈善団体UJSのミュージック・ビジョナリー賞を受賞している。
 
ストリンガーは2016年10月にソニー・ミュージックエンタテインメントのCEOに昇格し、ザ・チェインスモーカーズやワン・ダイレクションのハリー・スタイルズのソロデビューなどを成功に導いた。
 
ストリンガーのMITS賞受賞は、Munnsがロンドンで行われたイベントに出席した際に明らかにした。ストリンガーはソニーの前CEOのハワード・ストリンガーの弟でもある。
 
MITS賞は音楽系非営利団体BRIT Trustや、アデルやエイミー・ワインハウスを輩出したアーティスト養成学校BRIT School、自閉症や認知症などの患者を支援する音楽セラピー団体Nordoff Robbinsを支援している。