英ロンドン・ケンジントン&チェルシー王立区の役所内に突入するデモ隊(2017年6月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】大規模な高層住宅火災が起きた英ロンドン(London)西部の高級地区で16日、火災の犠牲者のための抗議デモを行っていた数十人が、地元役所内に突入する騒ぎがあった。

 デモ隊は、当局が犠牲者らの窮状を無視していたと非難。「私たちは正義を求める!」「恥を知れ!」「人殺し!」などと叫び、ケンジントン&チェルシー王立区(Royal Borough of Kensington and Chelsea)の役所のロビーで警備員ともみ合いになった。

 役所の外では、歌手で人権活動家としても知られるリリー・アレン(Lily Allen)氏を含む数百人が抗議に集まっていた。

 火災が起きたグレンフェル・タワー(Grenfell Tower)は、ケンジントン地区の高級住宅地近くにある労働者階級向け住宅地区内に位置している。同タワーの住民らは、昨年完了した大規模改装工事の際、火災安全基準に関する懸念を繰り返し表明したものの、聞き入れられなかったと主張している。

 警察はこれまでに30人の死亡が確認されたと発表。一方でメディア各社の報道では行方不明者数は70人以上に上るとされ、地元住民は警察が本当の犠牲者数を隠していると非難している。
【翻訳編集】AFPBB News