6階部分に記載された「?」に注目。ここが今回の目的地『おとしぶた』である。

「え?ここ?」と初めて訪れた人のほぼ全員がそう思い、帰る頃には「私も友だちを連れて来てみたい!」と思ってしまう。そんな名店が渋谷にある。

その名は『おとしぶた』。ビル1階のエレベーターからエントランスにかけて襲う不安感からは想像つかないほど、美味しくステキな空間が広がっている!



古風なエレベーターも不安を煽る。
看板も目印もない…不安がよぎる佇まい

渋谷の公園通り沿いという好立地に位置しながらも、看板はなし。

目印となるのは、系列店『やきとん串焼専門店 大地』がさりげなく出している「やきとん食べたい。」の看板のみだ。

ビル1階エレベーター前の看板にも『おとしぶた』の文字はない。あるのは『?』と書かれた表札のみ。

サプライズ好きの女性もさすがに「え?ここ?」と不安になるかもしれない。



エレベーターを6階で降り、階段を下って左手の扉が『おとしぶた』への入り口。

エレベーターを6階まで上がっても目の前は階段。すぐ下の扉にも看板はなく、お店があるとは全く思えない。しかしその扉こそ『おとしぶた』の入り口なのだ。

「初めて来店したお客様は、大抵通り過ぎてしまうんですよ」と笑うのは代表の芳賀さん。

オープン当時は『やきとん串焼専門店 大地』に入れなかった人を『おとしぶた』に案内し、ちょっと違った雰囲気を楽しんでもらっていた。そのため開店当時から看板はなく、知る人ぞ知る場所として口コミで広がっていったのだという。



扉を開ければ、それまでの不安が嘘のように消しとぶ。定期的に変更されるアーティストの作品によって、その時毎に趣も変化。
こわごわ扉を開くと、シックな店内と絶品の肉料理が待っている!

『おとしぶた』の魅力は、この知る人ぞ知る隠れ家感だけではない。もちろん提供される料理も全て絶品である。

元々は、7階にある『やきとん串焼専門店 大地』の人気を受けて、豚肉のホルモンを使った創作料理を出そうとスタートした。

しかも、人気で入れない7階のやきとんをここでもオーダーできるので、一石二鳥の楽しみ方が可能なのも嬉しい。



手前のコース用の4人前の「前菜盛り合わせ」も注文することもできる。こちらをオーダーしたい場合は、事前に予約してから来店しよう。奥は「全部盛り合わせ」(2,500円)

デートはもちろんグループでの利用も楽しい。前菜の「全部盛り合わせ」などをシェアして食べればお酒も会話も進むこと間違いなしだ。

「全部盛り合わせ」には、バケットとともに味わうラムレーズンのクリームチーズや、6ヶ月熟成のチーズの表面を削って食べるラスパドゥーラチーズ、ブラックペッパーチーズ、生ハム2種が盛られた贅沢な一皿。

2名で訪れて、ちょっと食べきるか不安な時は、量の調整もしてくれるので、スタッフに相談してみよう。


人気で予約が取れない焼きとんも、この店で味わえる!



「やきとん5本盛り合わせ」(1,150円)この日用意いただいたのは、手前から「レバ」、「タン」、「ハツ」、「アブラ」、「どて焼き」の5種。タレと塩は好みで選べるが、お店にお任せすればベストの味付けで提供してくれる。
必食!こんな美味しい「やきとん」初めて食べた

『おとしぶた』を訪れたら必ずオーダーしたいのが「やきとん」だ。

15年間『やきとん串焼専門店 大地』で培った豚肉の鮮度と管理方法、丁寧な下処理などの技術によって作り出されるやきとんは、常識を覆すレベルの美味しさである。

「やきとんってちょっとクセがあって…」と思っている人は、ぜひここの「やきとん」を味わってみて欲しい。

毎朝代表自身が品川の卸し業者に仕入れに行き、そこからその日使用する分の仕込みに入る。

丁寧な仕込みや、試行錯誤の末に辿り着いた管理方法により、クセが一切ないやきとんが完成するのだ。



「しば漬けポテトサラダ」(680円)、ワインはグラス(620円〜)
一品料理も外れなしの美味しさ

やきとんを待つ間は名物「しば漬けポテトサラダ」とワインで乾杯。このポテトサラダも一度食べたらまた食べたくなる逸品。

入っているのは、大葉とみょうが、しば漬けのみ。ポテトサラダとは思えないほど、あっさりとした味わいで2皿オーダーする人も多いという。



「ホルモンナポリタン」(820円)
〆にもぬかりなし!麺やご飯ものなどを用意

最後の逸品としてオーダーしたい麺やご飯ものも美味しい品が揃う。今回は「ホルモンナポリタン」をオーダー。

昔ながらのシンプルな具材と味付けながら、ゴロッと入った牛の小腸の甘みがケチャップの酸味と良く合い、絶妙なバランスを生み出している。

他にも「もつ焼きそば」(820円)や、「豚トロとトマトのリゾット風炊き込みごはん」(1合1,100円〜)なども用意。

また、2017年5月に4階にオープンした『久留米うどん』から『丸天うどん』(580円)をオーダーすることも可能だ!柔らかな麺としっかりとした煮干し出汁が、あっさりと飲みのラストを絞めてくれそう。

「7階のお店では、おとしぶたのメニューは基本的にはオーダーできないので同店に来ていただくのが、実は一番お得なんです。」と代表の芳賀さん。

遊び心と、隠れ家感。そして料理の美味しさ。「いいお店教えてくれてありがとう!」のひと言がもらえること間違いなしだろう。