6・15南北首脳会談記念式典で演説する文在寅大統領/青瓦台ウェブサイトより(資料写真)

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韓国の文在寅大統領は15日、2000年に北朝鮮の金正日総書記と金大中元大統領の間で行われた6・15南北首脳会談17周年を記念した式典で演説した。

文氏は演説で、主に初の南北首脳会談を実現させた金大中氏の業績を称えながら、「歴代政権で推進した南北合意は政権が変わっても尊重されなければならない重要な資産だ」と強調した。

一方、北朝鮮に対しては、「核とミサイルの高度化により、言動が一致しないのはまさしく北朝鮮だ」と指摘した。

北朝鮮は最近、2000年の南北首脳会談で交わされた「6.15南北共同宣言」と2007年に金正日氏と盧武鉉元大統領の間で交わされた「10・4宣言」の尊重と履行を韓国側に促した。14日と15日には6・15南北共同宣言を記念する南北共同行事を開催しなかったとして文在寅政権を非難していた。

文氏の発言は、控えめだが北朝鮮の主張に対する反論と見られる。

また、「北朝鮮の核放棄の決断は、南北間の合意の履行意志を見せてくれる証だ。 これを実践すれば、積極的に支援するだろう」としながら、「北朝鮮が核とミサイルの追加挑発を中止すれば、北朝鮮と条件なしに対話に乗り出すこともできることを明確に明らかにする」と強調した。北朝鮮に改めて核とミサイルの放棄を促した形だ。

しかし、北朝鮮は核とミサイルを放棄しないと強硬に主張している。さらに、北朝鮮は名指しこそしていないが、文在寅政権に対する非難の度合いを高めつつある。文氏の発言は北朝鮮のさらなる反発を招く可能性がある。