「ヴァンパイア・ダイアリーズ」でレベッカを演じたクレア・ホルト

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 テレビドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」のクレア・ホルトが、海底脱出劇を描いた映画『海底47m』(8月12日 日本公開)について、6月5日(現地時間)ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

 本作は、事故で水深47メートルの海底に檻ごと落下した姉妹が、人食いザメと対峙するさまを描いたパニックスリラー。メキシコで休暇を楽しむリサ(マンディ・ムーア)とケイト(クレア)姉妹は、海中の檻の中でサメを鑑賞する「シャークケイジダイビング」に挑戦するが、突如ワイヤーが切れて水深47メートルの海底に沈んでしまう。ボンベの酸素も少ない極限状態で、恐怖と戦いながらも生還を目指すが……。『ストレージ24』のヨハネス・ロバーツが監督を務めた。

 スキューバダイビングの経験がなかったというクレアだが、海底での撮影について「マンディもわたしも、経験がなかったから、約1日半の短期集中コースを受けたの。その後、すぐに海底に放り込まれたわ(笑)。本来なら(水中で)ゆっくり呼吸し、急な動きは駄目なはずだけれど、(撮影ではマスクの)通気を良くしたり、素早く海中をはってみたりしたの。何度かとても恐ろしい状況に陥ったけれど、最終的には2か月の海底撮影をこなして、とても誇りに思っているわ」と振り返った。

 また、水中での撮影では、通常とは異なった点に気を配らなくてはならなかったそうで「水中では、わたしたちに撮影用の照明が当てられ、テイクの度に叫んだり泣いたりするのだけど、監督からは『頭をもっと上にあげてくれ! さもないと、照明がマスクのグラスに反射することになる!』と何度も注意もされるの。サメの恐怖に駆られて酸素マスクをしたまま泣いているシーンは、とても不思議な体験だったわ」と明かす。加えて、その酸素マスクが重く、長時間潜っていると首が痛くなったそうだ。

 そんな過酷な撮影の中で、最も怖かった瞬間についてクレアは「海底の撮影が、どれほど自分たちの体に負担をかけるかわかっていなかった最初の2〜3日ね。毎日、約4〜5本の酸素ボンベを使用して、それぞれが1時間〜1時間半で無くなっていたの。ランチタイムになると、あまりにも疲れて、ボンベを外すとそのまま意識を失っていたこともあったわ。それをこれから7週間も繰り返すと思うと、どうやってやり遂げられるか見当もつかなかったのよ」と本音を吐露。それでも、そんな彼らの安全を監視するダイバーが側に居てくれて助けられたと感謝を忘れなかった。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)