スマホから簡単に制御できる高性能で高精細なネットワークカメラ登場!

千葉県・幕張メッセにて2017年6月7日(水)から6月9日(金)の3日間に渡ってネットワークテクノロジーとそれに関連するビジネスソリューションなどを扱う企業が集結した展示会「Interop Tokyo 2017」が併催イベントとして「Connected media Tokyo 2017」、「デジタルサイネージジャパン2017」、「Location Business Japan 2017」、「アプリジャパン2017」と合わせて開催されました。

本イベントの3回目となるブースレポートでは「日本ソルテック」のブースにてスマートフォン(スマホ)やタブレットのアプリから制御・モニタリングが行えるネットワークカメラ「Aurora」が展示されていたので紹介します。

【ソニー製のCMOSセンサー搭載のハイエンドなネットワークカメラ】

Auroraは台湾のZYXELが開発(日本ソルテックは国内の取り扱い会社)した「クラウドアクセスカメラ」と銘打ったネットワークカメラで、数多くのスマホ向けへ搭載されているソニー製のカメラモジュールを搭載、F値2.0の明るく広角145°のレンズを備えていることで、広い範囲での撮影が可能となっています。


ZYXEL製ネットワークカメラAurora(参考出展)

ネットワークカメラの性能としては、最大で1080p(フルHD)サイズの動画撮影に対応しており、夜間での撮影でも鮮明なカラー録画が可能。またスマホやタブレットから専用のアプリ(iOSおよびAndroidに対応)を使うことで、指定したタイミングでの録画を予約したり、離れた場所からAuroraとスマホ・タブレット間でビデオ通話が可能です。なお、画像が表示されるのはスマホ・タブレット側だけで、Aurora側は通話のみ利用可能。


展示されていたAuroraの解説パネル

もちろん、単独で無線LANに接続可能なほか、Aurora購入者特典としてZYXEL提供の16GBのオンラインストレージが利用できます。


本体天面に電源キー



左側面にスピーカーとマイク(写真=左)、背面にUSB Type-C端子(写真=右)が配置



スタンド部のポールはボールジョイントで自由に角度を調節可能

専用マウントを使うことで、据え置きはもちろん、壁や天井に簡単に設置可能です。専用のマウントと本体の接続はマグネットになっているので、取り外しや交換も非常に簡単で取り回しのしやすさも魅力です。


マグネットはかなり強いので、安心して壁に設置可能

PoEモジュール(イーサネットなどに接続する機器)やブザー(アラート)モジュールなどの拡張オプションも用意されており、無人の事務所の監視などにも対応可能となっています。

説明員によるとUSB接続にて一般的なWebカメラとしても利用可能とのこと。非常に広角なカメラなので、セミナー会場で全体の撮影に使うなどといった用途にも向いているということです。

台湾でもまだ発売開始されて間もない製品ということで、発売予定ではあるものの今回は「参考出展」という形での展示ということでした。

日本国内での具体的な発売日はまだ未定とのことですが、遠くない時期に「一般的なネットワークカメラ並みの価格で提供できればいいと思っている」ということでした。

専用マウントによる設置場所を選ばない取り回しのよさと、高性能なカメラモジュールにスマホやタブレットからの制御や監視の可能なユニークで利便性の高いアイテムではないでしょうか。

その他、日本ソルテックのブースでは現在取り扱い中のZYXEL製機器を多数展示していました。


防水性能に優れる屋外向け無線LAN設置キットなど、数多くのZYXEL製品を取り扱っているとのこと


記事執筆者:河童丸


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