嬉しい初優勝の大槻智春

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<ザ・ロイヤル ゴルフクラブチャレンジトーナメント 最終日◇16日◇ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(8,024ヤード・パー72)>
 8,000ヤード級のモンスターコースが舞台のチャレンジツアー第5戦「ザ・ロイヤルゴルフクラブチャレンジトーナメント」の最終ラウンドが行われ、地元出身で首位タイから出た大槻智春が6バーディ・3ボギーの”69”で回り、トータル6アンダーでチャレンジツアー初優勝を遂げた。2打差の2位には堀川未来夢、3打差の3位には額賀辰徳が入った。25位タイに入った杉原大河がローアマを獲得した。
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 世界に向けての初優勝だ。この日のモンスターコースの実測は7,877ヤード。首位タイから出た大槻は「今日は3つ伸ばせば勝てる」と目標を設定して出た。狙いどおり前半3つ伸ばして折り返すと、「初めての優勝争いに緊張した」と10番、11番で連続ボギー。それでも16番(パー5)を迎えた時点で2位に1打のリードで首位にたっていた。16番は狭いマウンドの上にピンがきられ、この日ここまでバーディを奪った選手はゼロ。大槻は2打目を「得意のサンドウェッジ(60度)の距離」にレイアップをして、約65ヤードの3打目をピン右1メートルにピタリとつけてバーディ。この時点で2打のリードを奪って、優勝を決定づけた。
ドライバーの飛距離は280〜290ヤードだが、大槻の得意クラブは60度のウェッジ。モンスターコース攻略のカギは「パー5でしっかりバーディを取ること」だった。2オンできるところは積極的に狙い、届かないところは得意のサンドウェッジの距離で3打目勝負。3日間で奪った14個のバーディのうち、9個がパー5と作戦どおりだった。
大槻は、アマチュア時代にナショナルチームで活躍した逸材だが、2010年にプロ転向後、目立った成績はない。レギュラーツアーはまだ4試合しか出場経験がなく、今年の日本プロゴルフ選手権の29位タイが最高成績。今回は「チャレンジツアーで初めての最終日最終組。プロになってからの優勝は、ミニツアーであるぐらいでいつだか覚えていない」と初めての優勝争いで、モンスターコースを相手に勝負強さを見せた。
今週の「全米オープン」に出場している小平智はジュニア時代からしのぎを削ってきた仲。ナショナルチーム時代は海外の試合にも参戦し、「今も海外志向は持っています」と、小平が戦う全米オープンの舞台は憧れの場所。「小平にできるなら、ボクにもできると思って負けないように努力します」とプロ初優勝にモチベーションは高い。この優勝で7月に行われる「長嶋茂雄インビテーショナルセガサミーカップ」の出場権を獲得。今度はレギュラーツアーで力を発揮する。

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