台湾南部地震で倒壊のビル、再建へ  地下構造物解体工事始まる

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(台南 16日 中央社)昨年2月に発生した台湾南部地震で倒壊し、多くの犠牲者を出した台南市の16階建てビル「維冠金竜大楼」の再建に向けた地下構造物解体工事の起工式が15日に行われた。2020年には地上15階の新しいビルに生まれ変わる予定。

台湾南部地震は2016年2月6日に発生したマグニチュード6.6、最大震度(台湾基準)7の地震。117人が死亡、550人余りが負傷し、同ビルの倒壊による犠牲者は115人だった。

起工式を主催した頼清徳台南市長は、同市に寄せられた義援金を運用し、ビル所在地を離れることを希望する住民には土地の売却と新しい住宅の購入をサポート、離れたくない住民のためにはビルの再建という2つの制度を併用して支援に取り組んできたとして、再建に尽力した人々に感謝した。

同市工務局によると、解体されるのは深さ7.3メートル、面積490坪の地下構造物。完了するまでには約150日の作業日を要し、その後、同ビル再建委員会主導の本格的な再建工事が始められる。

再建委員会代表は、同市の支援に感謝するとともに、新ビル建設工事が滞りなく進むことを願った。新ビルは地上15階、地下3階(48戸)で、2020年9月には入居が始まる予定。入居を希望する被災世帯は31世帯で、残る17戸は一般向けに販売される。

(楊思瑞/編集:塚越西穂)