野際陽子は13日(2017年6月)、家族に看取られ亡くなった。3年前に肺腺がんが見つかり、2度の手術と抗がん剤治療を受けていた。

立教大学を卒業後にNHKにアナウンサーとして入局した。作家の下重曉子は1年後輩で、初任地の名古屋での住まい「荒田寮」で野際は隣りの部屋だった。「二人とも飲んべえで、毎晩のように飲んでいましたよ。二人は『荒田のオロチ』と呼ばれていましてね」と懐かしむ。

野際は4年で退職し、ドラマ出演を契機に女優になった。その後、仏文学を学ぶためにフランスに留学し、そんなこともあって、大ヒットしたドラマ「キーハンター」では元フランス情報局諜報部員の女スパイという役柄だった。

元NHKアナウンサーの堀尾正明は、入局早々にすでに女優だった野際にNHKでばったり会ったという。「しっかり勉強しなさいとハッパをかけられましたよ」

ドラマを盛り上げる存在感ある俳優だった。