CGを駆使して182センチから136センチに (C) 2016‐VVZ PRODUCTION‐GAUMONT‐M6 FILMS

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 「アーティスト」で第84回アカデミー賞主演男優賞を獲得したジャン・デュジャルダンと、「エル ELLE」(8月25日公開)が控えるビルジニー・エフィラが共演したラブストーリー「おとなの恋の測り方」の特別映像が、公開された。

 敏腕弁護士のディアーヌ(エフィラ)は、携帯電話を拾ってもらったことが縁で建築家のアレクサンドル(デュジャルダン)と知り合う。茶目っ気たっぷりで紳士的なアレクサンドルにディアーヌはひかれていくが、アレクサンドルはディアーヌよりずっと身長が低かった。

 本映像では、実際には身長182センチのデュジャルダンが、役柄と同じ136センチという設定でキャスト・スタッフ陣がインタビューに答えている。エフィラは「あまり知られていないけど、普段は義肢を付けているそう。でも今回は、ありのままの姿での出演。自分を受け入れていて素晴らしいと思う」といい、「2人の間に展開していく恋物語と周囲や社会がどのように彼らを受け止めていくか、それはまた別問題なの」とアレクサンドルとディアーヌの前に立ちはだかる試練について言及する。

 一方のデュジャルダンは、「僕もみんなにとっても新しいことだった。映画に出演するときは背伸びしてはいけない」と語りつつ「ディアーヌは始まった恋に突き進むことができない。それが映画の軸になっている。この作品のテーマは“違い”、“楽観主義”、“博愛心”、“人や物に対して持つべきものの見方”だ」と分析。ディアーヌの母ニコル役のマノエル・ガイヤールは「確かに予想外ではあるから最初は驚くわね。でもそれはほんの数秒のこと。人はそんなことを気にするほど小さくない。人類はもっと豊かだもの」、ディアーヌの元夫ブルーノ役のセドリック・カーンは「斬新な作品だと思う。フランスの映画界にはなかったコメディだ」と語っている。

 ローラン・ティラール監督は「背の低い男の話を題材にコメディを書くのは容易だ。でも私が心を打たれたのは、かなわぬ恋物語の方。私が掘り下げたいのはそこだと最初から感じていた。気になる人がいるが、周囲の目が気になる。誰だってそうだろう。“気にしない”と言ったって現実はそう簡単ではない」とドラマ部分の“深み”について語っている。

 「おとなの恋の測り方」は、6月17日から全国公開。