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東京商工リサーチは6月16日、製造業の負債総額ランキング(2017年6月15日現在)を発表した。エアバッグのリコール問題で経営が悪化しているタカタが、民事再生法を申請する準備に入ったと報じられているが、同社の負債総額は1兆円を上回る見込みで、製造業では戦後最大の倒産になる。

○負債総額ランキング1位はパナソニックプラズマディスプレイ

6月12日に発表されたタカタの「定時株主総会招集通知」によると、2017年3月期決算の財務内容で連結ベースの負債総額は3,978億1,200万円、単体ベースは1,826億3,300万円だった。しかし、各自動車メーカーが負担しているリコール費用を債務に含めると負債総額は1兆円を上回る見込みで、同社が法的手続を申請した場合、2016年のパナソニックプラズマディスプレイの倒産を抜き、製造業では戦後最大の倒産になるという。

6月15日時点での製造業の負債総額ランキング1位は前述のパナソニックプラズマディスプレイの5,000億円(倒産発生年月2016年11月)。以下、2位はエルピーダメモリの4,480億円(同2012年2月)、3位は都築紡績の2,418億円(同2003年11月)と続いた。

全産業の負債総額ランキング1位は協栄生命保険の4兆5,296億9,300万円(同2000年10月)。これまで負債額が1兆円を上回ったのは8社となった。

東京商工リサーチによると、タカタの取引先からは一般債権の全額保護を求める声が挙がっているという。自動車業界のサプライチェーンは、安定供給を図るため協力会社が独自に取引離脱を判断しにくい構造になっており、東京商工リサーチは「下請けなど取引先への影響が注目される」としている。