米首都ワシントンのホワイトハウス前で、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領の訪米に合わせてデモを行う人々のかざしたトルコ国旗(2017年5月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米当局は15日、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の警護官12人に対し、訪米中にデモ隊を暴行した容疑で逮捕状を取ったと発表した。エルドアン大統領は怒りもあらわに激しく反発している。

 この問題は5月16日、首都ワシントン(Washington D.C.)のトルコ大使公邸の外で訪米中のエルドアン大統領に抗議していたクルド人とアルメニア人のデモ隊が、同大統領の警護官らから激しい暴行を受けたもの。デモ隊側は9人が負傷し、頭部のけがや深い切り傷、打撲、歯を折るなどして病院で治療を受けた人もいた。

 エルドアン氏は、米国には自分の警護官を逮捕する権利は一切ないと主張。警護官らはエルドアン氏を「テロリストたち」から守っただけで、米警察は「私の半径50メートル以内」で「テロリストたち」が抗議するのを許したと反撃した。

 また、トルコ外務省はこの問題について協議するため駐トルコ米大使を呼び出した。

 しかし米国側は、エルドアン氏の警備はデモ隊への暴行を正当化する理由にはならないとしている。事件のあった日、エルドアン氏はホワイトハウス(White House)でドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と会談した直後、トルコ大使公邸に立ち寄ったところだった。
【翻訳編集】AFPBB News