「恩返し」といえば真っ先に「ツル」が思い浮かぶが、「コンドル」もまた、受けたご恩を忘れないようだ。

アルゼンチンのロンコプエで牧場を営むエドガルドさんは、今年の3月、自宅の敷地内で傷ついた1羽のコンドルの雛を見つけた。

専門家からは、「このコンドルは前年の秋に生まれたオスで、親鳥とはぐれたものと見られる」と言われたそうだ。

エドガルドさんは雛を「コンドリート」と名付け、元気になるまで面倒を見ることに。

当初から傷が癒えたら自然にかえすつもりでおり、いよいよコンドリートとの別れの時が近付いてきた。

しかしコンドルは羽ばたく練習をしつつも、結局、こうしてエドガルドさんの元へと戻ってきてしまう。

まるで腕(翼)を広げて「ありがとう!」と、感謝の気持ちをあらわしているようにも見える。実際、「コンドルはお礼を言うために舞い戻ってきた」として、SNSを中心に映像は拡散。

ただエドガルドさん本人は、その解釈は少々大げさだと認識しているそうだが。

一方、小さな子どもが両手を広げて親元に駆け寄っているようにも見え、コンドルはしきりにエドガルドさんに甘え、そばを離れようとしない。

TheMariano 37/YouTube

今では上手に飛べるようになり、徐々に飛行距離を伸ばし、恩人の元に舞い戻る回数も減っているという。

本当の別れは近そうだが、両者が確かな信頼と愛情で結ばれていることは間違いないだろう。