15日、台湾が国交を結んでいる世界20カ国のうち、18カ国が中国との国交正常化を望んでおり、蔡英文総統は「断交ラッシュ」の危機に見舞われている。

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2017年6月15日、独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングによると、台湾が国交を結んでいる世界20カ国のうち、18カ国が中国との国交正常化を望んでおり、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は「断交ラッシュ」の危機に見舞われている。参考消息網が伝えた。

中米パナマは13日、「台湾との外交関係を断つ」と発表。将来的な経済効果を見込み、中国と国交を結ぶ意向を表明した。これで台湾と国交を結んでいるのは20カ国に減少した。「一つの中国」政策を掲げる中国は、台湾を「不可分な領土の一部」と主張。16年に「一つの中国」を認めない民進党の蔡政権が発足し、中国はさらに姿勢を強化している。

台湾にとってパナマの急な方針変更は、棒で頭を殴られたようなショックだろう。パナマは長く台湾の盟友であり、地理的にも戦略的にも重要な国だった。蔡氏は就任後まもなくパナマを訪問。蜜月ぶりを示していたが、今回すっかり面子をつぶされた形となった。

中国はアフリカのガンビア、サントメ・プリンシペと国交を樹立。台湾は欧州の盟友であるバチカンも近く失うとの憶測も出ている。国際刑事警察機構や国際民間航空機関などの国際組織も台湾を締め出す動きに出ており、中国による国際社会での「包囲網」が狭まっている。(翻訳・編集/大宮)