大阪府門真市の市立中学校が図書室の蔵書として購入したライトノベルについて、市議会で「わいせつ扇情的な描写がある」と、公費支出が疑問視されていることが15日、分かった。

 市教委も胸をほぼあらわにしたような表紙イラストなどから学校図書として「不適切だった」と判断し、生徒への貸し出しは当初から行っていないという。

■女性教諭が選んだ「エロマンガ先生」「ネトゲの嫁は…」

 市教委によると、問題になったのは平成27年度に購入したライトノベル計17冊(1万1千円相当)で、タイトルは「恋愛負け組の僕に、Hなメイドが届きました。」(宝島社)▽「エロマンガ先生」(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)▽「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」(同)−など。

 生徒らの「ライトノベルが読みたい」というリクエストを受け、当時の図書室担当の女性教諭がインターネットで検索。人気作品を無作為に選び、内部決裁を経て注文していた。

 14日の門真市議会常任委員会で、この一部について「表紙がエロ扇情的。女性を性的愛玩物として描く本を図書室に置くのは生徒にとってもよくない」と市議から批判があった。

 学校も書籍が届いてから「性的感情の刺激が懸念される」と貸し出しや閲覧の対象としておらず、市教委は取材に「配慮が必要だった」とした。