バックナインで爆発!池田勇太はナイスカムバックで45位(撮影:岩本芳弘)

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<全米オープン 初日◇15日◇エリンヒルズ(7,741ヤード・パー72)>
まるで別人のゴルフのようだった。今日開幕した「全米オープン」の舞台をアマチュアのコンペに例えるのは失礼だが、言ってみれば大波賞。前半だけで5オーバーとした池田勇太が、後半は圧巻の5バーディ・ノーボギーの“31”をマーク。イーブンパー45位タイながら、納得の表情でホールアウトした。
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17番で7メートル、18番では9メートルの難しいラインを沈めての上がり2連続バーディ。「2つお土産をいただいたようなもの。神がかり的ですよね」と、一瞬だけ表情を緩めるが、「インコースだけで5アンダーで回れたのは自信になります。これを明日に生かさなきゃいけないし、プレッシャーに感じてもいけない」と気を引き締めることも忘れなかった。
それでも、「後半は今年一番のゴルフ」と自画自賛。「前半と後半で10打も違うのは初めてじゃない?」と、自身もやや驚きを隠せない。「前半は弟、後半は兄貴が出てきたみたい(笑)」と変わりように喜びを表した。
豪快に見られがちな池田だが、実は細やかな神経の持ち主で知られる。周囲への気配りや配慮はツアーではよく知られた話だ。それだけに、自分自身へも細かな要求が強すぎるきらいがある。プレーでも完ぺきを求めるあまり、「ショットはいいのになんかかみ合わない」と気落ちする場面が目立っていた今季。「それで悩んでドつぼにはまっていた」というが、追い込まれた大舞台で初めてかみ合った。
「シビアに考えすぎるんです。でも前半これだけ打って、ハーフターンのときにキャディと何か変えようと。それ以上打っても対して変わらない順位だったから、いい意味でおおざっぱになりました」。今までの自分では許せなかった「おおざっぱ」なプレーが、逆に好プレーへと導いた。池田がいうように、5オーバーのまま終わっていたら132位タイ。156人出場で、下位争いは必至だった。
昨年予選落ちに終わった本大会の悔しさを晴らすべく「明日はまたゼロからのスタートです。今日の後半のスタイルでできたらいい。兄貴と弟どっちがプレーするのかね?(笑)」と、ジョークで締めくくった池田。日本ツアー賞金王の強さを全米の大舞台でも見せつけたい。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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