新刊『効率よく短期集中で覚えられる7日間勉強法』は、東大を独学で現役合格し、年間50以上、累計500超の資格を取得してわかった超合理的な方法を網羅しています。「時間をかけずに短期集中で勉強し、しっかり結果を出せる」――それが、「7日間勉強法」。どんな勉強にも応用できる、この短期集中のサイクルを一部抜粋して紹介していきます。

年間50以上の資格取得でわかった、
どんな試験にも対応できる勉強法

 私は、1年間で50を超える資格を取得しています。平均すると、およそ7日間に1つの資格を取得していることになります。試験のジャンルはさまざまですが、すべて「独学」です。

 私は学生時代から、ずっと独学で勉強をしてきました。東京大学にも独学で合格しましたが、私の住んでいた富山県の片田舎には全国区の塾や予備校などは存在せず、「塾に通って勉強する」という選択肢自体がなかったのでした。

 もともと勉強が特別好きというわけではなく、どちらかというとテレビゲームばかりしている子どもでした。ただ、私のなかでは、勉強もある意味ゲームのようなものだと思っていました。レベルアップしながら次々と敵を倒していくゲームの過程は勉強にも通じていますし、テストの成績がよければ素直にうれしく、いい点が取れなければ悔しいと感じるのはゲームと同じです。はっきりと目に見える結果が出るところにやりがいを感じていました。これは、今も資格試験を受け続けていることにもつながっています。

 高校は、家からいちばん近い学校に通いました。この高校は宿題の量が多く、全国模試や校内模試を月に数回、多いときには週に一度のペースで受けさせられていました。当時の私は、全国模試の成績を上げることに最も重点を置いていたので、より多くの問題に触れるためにも宿題で出される問題集をとりあえず全部やり、足りない教材があれば、自分で参考書を探して買ってきては勉強していました。

 どんな問題が出ても解けるようにするために、問題集の数をこなしたのです。

 やがて、「1週間ごとに勉強したことを吐き出し、また次の模試を攻略する」というサイクルが生まれ、この定期的に追い込まれるペースが試験勉強には効果的でした。これが「7日間勉強法」の土台になったのですが、もちろんこのときはまだ何の意識もなく、「7日間というのは、勉強のメリハリがつけやすいサイクルだな」と思っていただけでした。

 模試の成績を上げるために、自分で工夫をしたことがあります。

 私はもともと理系で、数学や理科は得意だったのですが、ある程度点が取れているぶん、頭打ちになってきていました。

 そこで、できているところではなく、やっていないところに手を付けました。

 全体的な成績を上げるため、今まで苦手だった国語に力を入れることにしたのです。国語は点数の伸びしろがあったので、予想以上に高得点になりました。

 実際やってみて思ったのですが、国語は重要な科目です。どんな試験にも、「文章を読み解く力」が必要だからです。問題文に書かれていることを理解するのはもちろん、時にはその裏を読んだり、いわゆる引っかけ問題に引っかからないようにしたりするには、「国語力」「日本語力」が必要で、これがないと太刀打ちできません。今、資格試験を受ける際にも痛感していることです。

 全国模試に集中していた一方で、学校の中間試験や期末試験にはそれほど力を入れていませんでしたが、赤点だけはとらないようにしなければなりません。そこで、古文や漢文に関しては、試験範囲となる文学作品(「徒然草」や「源氏物語」など)の現代語訳のある参考書をこっそり買って使っていました。辞書とにらめっこしながら原文を自分で訳していくのは大変ですが、答えのある本が存在しているのであれば、ただそれをそのまま覚えるだけです。

 国語は「考える力が必要」と思い込みがちですが、古文や漢文は考えて答えるものではなく、「覚えたものをそのまま出す」ものなのです。

 数学などと同じように、解き方のパターンがわかれば点が取れます。これは、私が理系だったからこそ気づいたことかもしれませんが、大事な発見でした。

 こんなふうに、高校時代には、おぼろげながら自分なりの勉強法のベースができてきました。そして私は、東大、慶應義塾大学、早稲田大学を受験し、すべて合格。東大に進むことになったのです。

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