米カリフォルニア州サクラメント市にある動物保護施設のFront Street Animal Shelterは、ある深刻な状態に陥っていた。

保護した動物たちで施設がいっぱいになってしまったのだ。更なる動物の保護が難しくなるだけではなく、世話にかかるお金も通常よりかかってしまう。

そこで6月1日、施設は助けを求める動画を公開した。

この動画は、27万件以上もシェアされ、拡散されることとなった。

また、アメリカのシェルターでは、保護された動物を引き取るのに数十ドル(数千円)の引き渡し料がかかるが、Front Street Animal Shelterは、6月中は無料にすると発表した。

10日間で275匹が引き取られる

6月12日のFront Street Animal Shelterの投稿によると、10日間ほどですでに275匹もの動物たちが引き取られていったという。

▼シェルターに多くの人が押し掛けた

Front Street Animal Shelter - City of Sacramento/Facebook

Front Street Animal Shelter - City of Sacramento/Facebook

3ヵ月以上も引き取り手が見つからなかったワンコたちも、次々と新しい家族を見つけていった。

「このコミュニティを愛してる!」と、シェルターはコメントしている。

▼動画全編はこちらから

誕生日に寄付をお願いした男の子

また、自分の誕生日にシェルターへの寄付をお願いした男の子もいる。

それがこちらのNikちゃんだ。

シェルターがお礼の言葉を投稿すると、コメント欄には「すばらしい」「心の大きな子だ」「よくやったね」などの声が寄せられた。

16時間以上運転してやってきた人も

Front Street Animal Shelterの現状を知り、新しい家族をこのシェルターから迎えるためにカナダから16時間以上も運転をしてやってきた一家もいる。

ピットブル犬を地元の施設で探していたポーラ・パワーさん。しかし、彼女の住むブリティッシュコロンビア州は、多くの地域でピットブル犬の飼育が禁止されており、見つけることはできなかった。

そこでアメリカ国内でピットブル犬を探すことにしたパワーさん。ワンコが国境を超える際の手続きについて、カナダ国境サービス庁に問い合わせると、ついでにFront Street Animal Shelterのことを教えてくれたそうだ。

助けを求める動画を見たパワーさんとその家族は、全員一致でこのシェルターからワンコを迎えることを決意。そして2歳のジョイスちゃんと出会い、家族に迎えることとなった。

Front Street Animal Shelter - City of Sacramento/Facebook

ジョイスちゃんは新しい家族と出会うのを、すでに2ヵ月も待ち続けていたそうだ。

▼6月7日に公開されたジョイスちゃんと一家のことを報告する動画

ひとつでも多くの命を救うため、多くの人が自分のできる支援に動き出している。