2017年2〜4月におけるOS別シェアが発表され、iPhone7/7 Plusの登場によって、中国で大きくiOSがシェアを伸ばしたことが分かりました。営業利益を大きく左右する巨大マーケットである中国で、このところAppleは苦境に立たされていました。

中国でもiOSシェア回復の兆し

Kantar Worldpanelが公開したレポートによると、2017年2〜4月におけるiOSのマーケットシェアは、中国都心部で16.2%に達し、前四半期の12.4%から大きく回復する格好となりました。前年同期比でみると、シェアは3.8ポイント縮小しているものの、Kantarのアナリストは、HuaweiやOppoといった地元ベンダーを上回るペースで、iPhone7/7 Plusの売り上げが好調となったことが、勢いを回復した理由とみています。
 

 
もっとも、Appleが中国で順風満帆とは程遠い状況にあることは依然として変わりません。すでにiBooks StoreやiTunes Moviesが中国では利用できない状況になっているほか、4月にはライブストリーミング系のアプリに対する締め付けも示唆されるなど、「外資系企業」に過ぎないAppleには逆風が吹き続けています。
 
ただ、そうした中でも、600ドル(約6万6,000円)以上の高価格帯のスマートフォンという括りでみれば、iPhoneが80%ものシェアを有していることは確かですし、App Storeの収益ベースで4月には、中国がアメリカを上回っています。

アメリカでもシェアが大幅増

一方で、お膝元であるアメリカに目を転じると、Appleが勢いを更に増している様子が確認できます。前年同期比でiOSのシェアは5.8ポイントも上昇、Androidとの差を大きく縮めています。
 
iPhone7/7 Plusの売り上げは依然として好調で、5月締めの四半期シェアは、2モデル合わせて20.1%にも上ります。Galaxy S8/S8 Plusの8.1%、Galaxy S7/S7 Edgeの8.8%という数字と比較すると、iPhoneシリーズの人気がうかがえるというものです。
 
このほか、このところiOSのシェアが低下し続けていた欧州でも伸びに転じているほか、日本でも前年同期比で0.3ポイント微増と、世界的に好調な様子が分かります。
 
 
Source:Kantar,AppleInsider
(kihachi)