現地時間6月11日、タイで3人の中国人男性が労働許可証なしで就労し、関税を支払わずにスマートフォンを密輸していた疑いがあるとしてタイ警察に逮捕されました。

大量のスマホとSIMを使いクリックファームを運営

タイ警察は11日、首都バンコクから200kmほど離れた住宅を家宅捜索した結果、476台のスマートフォンと約34万7,200枚ものSIMカードを押収しました。
 
3人の容疑者は、これら大量のスマホとSIMを使って、中国で人気のSNS「WeChat」でいいね!や閲覧数を増やす、いわゆる「クリックファーム」を運営していたと供述しています。
 
クリックファームは、閲覧数を不正に増やしサイトの評価や収益性を高めることを目的としており、たとえばアメリカではセレブや有名政治家、大企業等も使っていると言われています。

クリックファーム運営による驚きの月収

タイ入国管理局のイティコーン・アトハナルク局長によると、3人はそれぞれクリックファームを運営することで、毎月10〜15万バーツ(日本円で約32万円〜48万円)を稼いでいたようです。
 
タイは日本と比べて平均給与が低く、2015年にタイ統計局が実施した調査では、1世帯あたりの平均月収は2万7545バーツ(日本円で約9万円)と公表しており、容疑者たちがいかにたくさんのお金を稼いでいたかが分かります。
 
なお、入国管理局によるとクリックファームを運営していた容疑者は他にも存在すると見られていますが、現在逃亡中とのことです。また、容疑者たちがどうやってこれほどまでに大量のスマホとSIMを手に入れたかは今のところ判明していません。
 
 
Source:ITmedia
Photo:flickr-Hamza Butt
(kotobaya)