Doctors Me(ドクターズミー)- スピード出産の目安は何時間?気になるリスクと安産のコツを伝授

写真拡大

スピード出産という言葉をよく耳にしますが、明確な定義はあるのでしょか?

できれば長時間ではなく、短時間でお産を終えたいというのがママさんたちの心情だと思いますが、スピード出産のリスクやコツなどはあるのか知りたいですよね。

今回は、スピード出産にまつわる様々な疑問を医師に解説をしていただきました。

スピード出産の定義とは?


医学用語ではなく、はっきりした定義はありませんが、以下の例のように様々な場合にスピード出産と表現されるようです。

■ 陣痛開始してから短時間で産まれた
■ 病院に着いてからすぐ産まれた
■ 分娩台に上がってからすぐ産まれた
■ いきみの回数が少なかった

子宮口が全開になるまでの時間


一般的には、陣痛が10分間隔で規則的に起こるようになってから子宮口が全開になるまでに、それぞれ以下の時間を要します。

・初産婦:10〜12時間
・経産婦:4〜6時間

赤ちゃんが出てくるまでの時間


・初産婦:2〜3時間
・経産婦:1〜1.5時間

スピード出産になる要因


経産婦


経産婦は初産婦よりもお産の進行が速い傾向があります。特に前の出産から時間が経っていない場合には注意が必要です。

妊婦の年齢が若い


妊婦の年齢が若いとスムーズなお産になることが多いと言われています。

子宮頸管、子宮頸部などに特徴がある


子宮頸管長が短縮していたり、頸管無力症と言われていたり、子宮頸部を円錐切除していたりすると子宮口が開きやすくなります。

スピード出産と通常出産とでは痛みに違いはある?


痛みを客観的に計測する方法がないので分かりません。

第一子と第二子の出産では、第二子のほうがスムーズで痛みも少なかったという人が多いようですが、医学的根拠がある訳ではありません。

スピード出産のリスク


病院以外の場所で出産をしてしまう


病院に到着する前に産まれてしまったり、トイレで出産してしまったりということがまれにあります。

病院以外で産まれてしまうと、もし赤ちゃんの呼吸が不安定などの問題がある場合に対応できませんし、羊水の吸引や赤ちゃんの保温、へその緒の処置もできません。

病院に付く前に産まれてしまいそうなら、病院と電話連絡しながら必要な指示を受けるのがよいでしょう。

墜落産(ついらくさん)


トイレで産んでしまったなどの場合に、硬いところに赤ちゃんが落ちると、墜落産(ついらくさん)と呼ばれる状態になり、頭や顔、首や肩にけがをすることがあります。

もし足の間に何かが挟まっている感じがしたり、指を入れると赤ちゃんの髪の毛が触るような状態であれば、すぐに座るか横になって、赤ちゃんがどこかにぶつからないように受け止める必要があります。

スピード出産や安産の為のコツ


出産がスムーズに進むためには、以下の条件が整う必要があります。

1. 赤ちゃんの位置や頭の角度が整う


赤ちゃんの位置についてはこちらから何かできることはありません。

2. 適切な強さの陣痛が起こり、子宮口が柔らかくなって開く


陣痛を促し子宮口を開くためには、以下のことを試してみてもよいでしょう。

・階段昇降
・スクワット
・雑巾がけなどの運動
・体を温める
・アロマや音楽でリラックスする

最後に医師から一言


通常は陣痛が始まってから出産までには十分な時間がありますが、お産を何度もしている方や、早産傾向がある方は、陣痛間隔がどれぐらいになったら病院に行くかをあらかじめ相談し、早めに受診するように注意しましょう。

(監修:Doctors Me 医師)