神々しい雰囲気に包まれた「篠栗九大の森」/(c)橘野 栄二

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太宰府ICから約15分、自然の魅力あふれる篠栗町はフォトジェニックな場所が点在。幻想的な「篠栗九大の森」をはじめ、まるで、おとぎ話の世界に迷い込んだような気分を味わえるスポットを巡ってみよう。

【写真を見る】隠れファンの多いスパイシーチキンカレー(1100円)。絶景を見た後に食べたい

九州大学が所有する演習林で、同敷地の西端に位置する「篠栗九大の森」。都市近郊に残存する森の一部を、同大学と篠栗町が共同で整備し、2010年より一般公開が始まった。17万平方メートルの森は、自然の回復力を主体とする最低限の管理に留め、今もなお約90種類の樹木や野生の動物が生息している。森の中心にある池を一周する約2kmの遊歩道は高低差が少なく、地元では気軽に森林浴を楽しめる定番のコース。“水辺の森”が見どころで、樹齢を重ねた落羽松が、その根を水辺に浸しながら立ち並ぶ姿はまさに幻想的だ。神々しい雰囲気に包まれている。【Best Timing】6〜7月 【絶景までの最短アクセス】太宰府ICから車で約15分

[篠栗九大の森]福岡県糟屋郡篠栗町和田1009(南口駐車場) / 092-947-1111(篠栗町産業観光課) / 6:00〜18:00(4〜9月)、7:00〜17:00(10〜3月)

■ 食べてよし、眺めてよしのアートパン

絶景から車で約6分。国産小麦を使ったベーグルや食パンのほか、季節のフルーツや野菜を取り入れたパンなど約40種類が並ぶ人気ベーカリー「パンサク」がある。表情やバランスを細かく仕上げた美しいパンは、博物館に飾られたアート作品のよう。11:00ごろが狙い目だ。

[パンサク]福岡県糟屋郡篠栗町尾仲695-5 / 092-984-1450 / 8:00〜18:00(売切れ次第終了) / 不定休

■ 香辛料たっぷりのインド風カレーに舌つづみ

絶景を楽しみながら、のんびりとランチタイム。「訪れた方の非日常的な空間になれたら」と、独創的な姿のカレーを提供する「喫茶 陶花」。スパイシーな香りが鼻孔をくすぐるチキンカレーは、野菜を煮詰めて作るトマトソースが味に深みを出している。店内の大きな窓からは、四季の風景を一望できる。

[喫茶 陶花]福岡県糟屋郡篠栗町金出3280 / 092-948-0213 / 11:00〜18:00(LO17:00) / 月曜休み※祝日の場合営業

■ こんな大きな仏様、見たことない!!

続いては、人気のパワースポットへ。世界最大のブロンズ製釈迦涅槃像が鎮座する「南蔵院」。涅槃像を建立した年に、住職が宝くじで1億3000万円を当て話題となった寺院で、ご利益にあやかろうと年間約120万人が訪れる。

[南蔵院]福岡県糟屋郡篠栗町篠栗1035 / 092-947-7195 / 拝観24時間、売店受付9:00〜16:30

■ 展望台が最高に気持ちイイ!ガラス張りのモダンカフェ

最後は若杉山中腹に建つ「茶房 わらび野」。モダンな店内から絶景が見渡せ、秋には敷地内にある約500本のモミジも色付く。石窯で2時間焼いたリンゴスイーツ、湧水で入れたコーヒーなど、メニューにもこだわりが光る。

[茶房 わらび野]福岡県糟屋郡篠栗町若杉20-1 / 092-948-6555 / 10:00〜21:00※18:00以降は完全予約。別途チャージ料が必要 / 不定休

【九州ウォーカー編集部】