(写真=G-DRAGON公式HPより)

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韓国の男性グループ「BIGBANG」のG-DRAGONがニューアルバム『KWON JI YONG(クォン・ジヨン)』をリリースした。

ソロでは4年ぶりとなる同アルバムは、「ビルボード200」チャートで192位にランクインされ、世界からも注目を集めている。

ところが、今回のアルバムはCDではなく、USBメモリーの形で発売。USBの表面にはG-DRAGONの本名(=クォン・ジヨン)と血液型・生年月日が書かれており、血まみれ状態に見えるような加工が施されている。

大衆音楽界が混乱中

Mr.Childrenが2015年にリリースした『REFRECTION』の限定版にも、ハイレゾ音源入りのUSBメモリーが同梱されたことがあった。

ただ、G-DRAGONの場合は音源が入っているわけではなく、特定の音楽配信サイトでシリアル番号を入力すれば、音源とミュージックビデオをダウンロードできるという仕組みになっている。

誰もがスマホで音楽を聴く今のご時世を反映したのだろう。ところが、実験的とも言えるこのUSBアルバムは、韓国の大衆音楽界に混乱を招いたようだ。

違和感を感じる VS 音楽アルバムに変わりない

韓国の公認音楽チャート「GAONチャート」を運営する韓国音楽コンテンツ産業協会は、これをただの音源ダウンロードツールとみなし、「音楽アルバムとして認めない」と表明。

よってGAONチャートをはじめ、一部テレビ局の音楽番組のランキングからも除外されることになり、議論が巻き起こっている。

ネットでは「音源すら入っていないUSBを「音楽アルバム」と呼ぶことに違和感を感じる」という、韓国音楽コンテンツ産業協会の判断を擁護する意見がある一方、「USBを買うのは音楽アルバムを買う行為と何の変わりはない」「形と記録の方法だけで『音楽アルバムか否か』を判断するのは、もう時代遅れだ」との意見も多く見られる。

このような議論に対し、G-DRAGONは自身のSNSにてこう発言した。

「What’s The Problem?(何が問題なの?)テープからCDへ、そして音源へ…形は今も変わり続けている。最も大事なのは、月日が経っても変わらず人々の耳の口に留まる、長い間思い出として残るような良いメロディーと、一緒に泣いたり笑ったりした歌詞。それが全てではないだろうか?」

確かに、音楽に形はない。それを記憶するメディアが変わるだけだ。

G-DRAGONの実験は無事に成功を収めるだろうか。その行方にぜひ注目したい。

(参考記事:BIGBANGのT.O.Pに大麻吸引容疑。“芸能人の兵役”にもたらす余波とは?

(文=S-KOREA編集部)