2017年6月29日は、初代iPhoneがリリースされてから、ちょうど10周年にあたります。この記念日を前に、テクノロジージャーナリストによるiPhone誕生の模様を描いた書籍が出版されましたが、本に書かれた内容に対し、Apple幹部がTwitter上で否定する騒動に発展しています。

フィリップ・シラー氏が物理キーボードにこだわっていた?

問題となっているのは、ブライアン・マーチャント氏による「The One Device: The Secret History of the iPhone(たったひとつのデバイス:iPhone誕生秘話)」という書籍です。
 

Appleのフィリップ・シラー副社長

 
書籍の中では、Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長であるフィリップ・シラー氏が、BlackBerryのようにQWERTYキーボードを搭載したいと考えており、「iPodの父」として知られるトニー・ファデル氏などがマルチタッチ技術に活路を見出そうとした時でさえ、物理キーボードにこだわった、といった内容が記されています。

Appleの重鎮が続々と否定!

この内容に対して、Twitter上で真っ向から否定したのが、当のフィリップ・シラー氏です。「10年後の今からしてみると考えがたい」というユーザーのコメントに対し、同氏は「間違いだ。読んだものすべてを信じるなよ」と苛立ち気味にメンションを飛ばしました。
 


 
そこに、著者であるブライアン・マーチャント氏が参戦します。著作に書いたフィリップ・シラー氏の逸話は間違いではなく、「オンレコで、言葉通りに、トニー・ファデル氏が語ったものだ」と反論しました。
 


 
すると今度は、巻き込まれたトニー・ファデル氏が著者に反論し、「同僚として、そして友人として、フィリップ・シラー氏に賛同する。彼についての話は正しくない。著者には、記録を修正するよう要求している」とツイート。
 


 
はしごを外されたマーチャント氏は、思わず「なぜトニー・ファデル氏が今になって否定するのか分からない。インタビューは録音してある」とまで暴露してしまいました。
 


 
今のスマートフォンの形は、iPhoneが決めてしまったと言っても過言ではないほど、物理キーボードのあるなしはエポックメイキングな出来事です。それだけに誰もが「物理キーボードの搭載を主張していた」などとは認めたくないでしょうが、はたして誰が正しいのでしょうか。
 
 
Source:BGR
(kihachi)