「モンテビデオの奇跡」※2017年6月17日(土)上映

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2017年6月17日(土)から23日(金)まで、名古屋・今池のミニシアター「名古屋シネマテーク」で「ナゴヤ・フットボール映画祭2017」が開催される。これは、映画の楽しさを通じてサッカーの楽しさを、サッカーを通じて映画の楽しさを、それぞれのファンに知ってもらうことを趣旨として企画されたもので、期間内の各日20:10から1日1本ずつ、サッカーをテーマにした映画を上映する。作品ラインナップは2011年より同イベントに先駆けて行われている「ヨコハマ・フットボール映画祭」の上映作品のうち、好評だった7作品がセレクトされた。料金は1本につき大人1500円、大学生1400円、中学・高校・予備校生1200円ほか。

【写真を見る】2017年6月18日(日)に上映する「ボカ・ジュニアーズ・ザ・ムービー」

ひとえにサッカーを題材にした映画といっても、ストーリーはもちろん、作品それぞれの時代背景や舞台、登場人物の視点はさまざま。初日となる6月17日(土)に上映の「モンテビデオの奇跡」は、1930年にウルグアイで開催された第1回ワールドカップに参加したユーゴスラビア代表の奮闘を描いた内容となっている。19日(月)に上映する「Football, Take Me Home 勇者たちの戦い」は、イギリスの映画スタッフが「ベガルタ仙台」の2011年・2012年の活躍を追ったドキュメンタリー。仙台のクラブを通して、東日本大震災の惨状と、その苦難に立ち向かう様子を描いた作品だ。

20日(火)に上映する「ガンバレとかうるせぇ」は、2014年に公開された日本のインディーズ作品。高校の弱小サッカー部の女子マネージャーにスポットを当てた作品で、空回りするキャプテンや部員たちの葛藤を描いた青春ストーリーとなっている。最終日の23日(金)には「キーンとヴィエラ 最高のライバル」を上映する。イングランドを代表するビッグクラブ、マンチェスター・ユナイテッドに所属していたロイ・キーンと、アーセナルに所属していたパトリック・ヴィエラ。1990年代に激しい試合を繰り広げたライバル関係の2人が時を経て再会し、お互いの“サッカー観”を存分に交える。

また同映画祭の開催を記念して、6月15日(木)19:00より「丸善名古屋本店」(名古屋市中区)でプレイベントが行われる。名古屋グランパス随一の映画好きという荻晃太選手が来場し、名古屋シネマテークの館長らとともにサッカーと映画の魅力を熱く語るということで、こちらにもぜひ注目してほしい。

サッカーを題材にした映画を、日替わりで楽しめる「ナゴヤ・フットボール映画祭2017」。1つのスポーツを通じて、世界中で生まれたさまざまなストーリーをぜひ楽しもう!【東海ウォーカー/淺野倫孝】